仕事60「POOL BAR (ホール店員、厨房コック)」編

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■ 60以上の仕事を経験した僕。

すごいでしょ?!

・・・と、自慢しても、単なる腰の落ち着かないヤツ・・・で終るのが世間。

でも、いいのだ!

きっと、何かの役に立っているのだから。

きっと、これから何かの役に立つのだから。

なにより、人生充実してる。

これだけ、腰が落ち着かなかったら、これはもはや長所。

環境適応力が優れているという事ではないか!?

・・・と、勝手に想っている今日この頃。

僕の経験した仕事を感想を含めて1つずつご紹介。

仕事内容と感想を綴るだけの大して面白くない記事ですので、お暇な時にどうぞ。

■ 大学卒業までに経験した仕事 (5/24)

POOL BAR (ホール店員、厨房コック)

高校を卒業して、浪人生活突入。

そこで覚えた、ビリヤード。ほんと、ビリヤードにはまりまくっていました。

時は大学1年生・・・大学の友達もまだできていない頃。

住んでいる町にも慣れていない頃、なにかアルバイトをしようと探し、

見つけたのが、POOL BAR(ビリヤード場&カフェ)でした。

採用までの経緯・・・

利用駅の線路脇にアルバイト募集の捨て看板がありました。

すぐに電話をして面接。

そして、採用。(18:00~26:00の夜勤でした。)

うれしかったなぁ!

だって、暇なときは、ただでビリヤードが出来るんだもの!

この仕事にはたくさんの思い出が詰まっています。

このお店のオーナーと店員はほとんどサーファーだったこと。

今でも交流が続いている、ここで知り合いになったお客様とのこと。

そういえば、ピンボールの奥深さを覚えたのもこのお店でした。

コカコーラやアメカジ、ジュークボックスやレトロな看板・・・

そうした雑貨を好きになるきっかけもこのお店でした。

料理を覚えて、フライパンを振れる(煽れる)ようになり、カクテルの

レシピを覚え、カクテルを作れるようになったのもこのお店でした。

初めて、外人さんとビリヤードをしたのもここでした。

ホール担当は、接客でビリヤードをすることも仕事でした。

おいしい仕事でした!

ユーモアのあるオーナーに叱られたことも含め、

今の自分を形成するために、多くの影響を受けた仕事でした。

仕事というよりは、趣味のビリヤードができてお金がもらえる!

そんな風に楽しく過ごせた1年でした。

ここで経験したことは、全部、記載したいくらい楽しかったけれど、

特に記憶に残っているのは、オーナーに叱られたときのことです。

これは、今の僕が後輩へ注意するときに応用して使っています。

とてもよい方法を教えてもらったと、今でも感謝しています。

ある日、僕はアルバイトに遅刻しました。

これで、2度目。

1度目の言い訳は・・・・

「ヤギの群れが横断歩道に行列を作っていて・・・遅刻しました。」

このときのオーナーはその言い訳を喜んでくれ、笑って許してくれました。

2度目の言い訳は、1度目で味をしめたので、こう言いました。

「途中でおばあさんに道を聞かれ、途中まで一緒について行ってあげました。」

1度目よりは、かなりリアルな言い訳で、今回も笑って許してくれると思って

いました。すると、オーナーはにっこりと笑って、こう言いました。

「そういう時もあるだろうから、今度はもう少し早く家を出ようね!」

・・・って。

完全にやられた!と思いました。

そして、少しだけ血の気が引きました。そして、恥ずかしさもありました。

オーナーだって、1度目も2度目も嘘だとわかっています。

本当は、1度目の言い訳で、ふざけるな!と怒りたかったはずです。

それを僕は、オーナーは僕の言い訳を楽しみにしていると勘違いをして

(サーファーだから軽いのかな?とも思っていました。)

1度のみならず2度もふざけてしまいました。

それでも、怒りをこらえて、オーナーはあの言葉を言ってくれました。

僕は、そういう大きな器の男になりたいと思いました。

器の問題じゃないか?

まぁ、でも、人を叱るときには、このくらいの余裕を持てる人間になりた

いなぁと思いました。だから、オーナーと同じくらいの年になった僕は

後輩を叱らなくてはいけない状況でも、このときのことを思い出すように

しています。

そして、僕が感動した”このような言葉”を後輩に伝えられないか?

そのことをまず最初に考えるようにしています。

まぁ、後輩が遅刻した時には、たいがいオーナーの言葉をそのまま再利用

しています。

「そういう事もあるだろうから、早めに家を出ようね!」・・・と。

何でもかんでも怒ればいいってもんじゃない。

本当に深いところで相手が理解してくれれば、その人には応用が生まれます。

その応用は、その後輩の成長を助けます。

後輩の成長は、僕を助けます。

そんな上司、あなたの会社にはいますか?

以上・・・・ オノマトペ。