仕事・・・他人からどのようにみられているのか?体を動かしていれば仕事をしていると言えるのか?

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テレビで見た

昨日、録画していた「たけしの知らないニュース」を見ていました。

その番組内である社長さんのすごい技術が放送されていました。

液体のガラス

その社長さんが開発した「液体のガラス」。

通常、ガラスの融点は摂氏600度~700度らしいのですが、常温で瓶の中に液体と

なって保存されています。

この液体ガラスを木材に塗ることで気がコーティングされます。

コーティング後は、ガソリンをかけて火をつけても表面のガソリンが燃焼するだけ

で、木材は燃えません。

何がすごいのか?

僕はこの番組を見ていて本当に感心しました。

ガラスを液体にするという発想

技術的にガラスを液体のようにすることは、テレビで放送された通り可能でした。

僕は、その開発力・技術力に感心したのではありません。

そもそも、ガラスを液体化するという発想に心打たれました。

この発想がなければ、研究を重ね開発することはできないわけです。

どうして? どういう時に? こんな発想が生まれたのか?

その「0(ゼロ)」から「1(イチ)」を生み出した発想そのものがすごいと思います。

日本人は、「1(イチ)」を「10」や「100」にすることが得意な人種だとよく

言われます。大きいものを小さくしたりするのは「十八番(おはこ)」です。

そうしたなか、誰も思いつかないような、ガラスを液体にすれば便利なことがある!

と、思いつくことに敬意の念を抱きます。

なぜ、心打たれたのか?

こういう発想は、3秒で思いつくこともあれば、3年かかっても思いつかないことも

あるからです。

完成した「ガラスの液体」は凄いのだけれど、それを思いつくこと自体がすごい!

どういう時間の経過で思いついたのかはわかりませんが、常に記憶に留め、何かを生

み出そうと考え続けていなければ、こうした発想は生まれません。

「0(ゼロ)」から「1(イチ)」を生み出す発想というのはそういうものです。

僕は、そこに心を打たれました。

仕事とは?

「1(イチ)」を「10」や「100」にするというのは、やるべきことが見えています。

改良点や作業内容、研究内容といった、この先やるべきことが見えていますので、完

成までの時間がある程度予想がつきます。

改良点や作業内容、研究内容に基づいて作業することは体を動かす作業です。

しかし、何もないところから発想を生むときは、ずっと座っていたり、ぼーっとして

いたり、ただ、歩き回っていたり・・・

他人から見ると、何も仕事をしていないように見えたりするものです。

外見はそうですが、脳内ではものすごく汗をかき発想をめぐらせていたはずです。

その発想をめぐらせる期間が長ければ長いほど、他人からは、ずっとブラブラしてい

るように思われてしまいます。

つくづく、仕事というものは体を動かしているから頑張っているとは限らないと痛感

しました。

・・・・オノマトペ。