未来の人にメッセージを残すって素敵!? 1901(明治34)年の新聞に書かれてた100年後の世界。より

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1901(明治34)年の新聞に書かれてた100年後の世界

100年以上前に100年後の世界(日本)をここまで予想する人がいたということは驚きです。

その空想力に嬉しくなります。

当時、1901年の新聞に書かれていた予想は太字の見出しとしました。

その下にあるのは、個人的な僕の感想です。

無線電話で海外の友人と話ができる

海外の人と話す方法として、有線の国際電話はもちろん、スマホなどの無線で、しかも無料

で話せるSkypeやらLineやら・・・色々あります。

日本国内の電話の歴史は以下の通りです。

  • 1878年 国産電話機を制作(ベル式電話1号機)2台しか作成されなかった
  • 1887年 イギリスからガワーベル電話機を輸入(磁石式)
  • 1890年 東京-横浜で電話サービス開始
  • 1899年 わが国長距離通話のはじめ(東京~大阪間)

電話は発明後数年の間に日本でも実用化されました。そして、1899年には全国の電話加入者

数が1万人を超えました。

こうした背景があるので、電話は貴重ではあったけれど珍しくはなかったかもしれません。

しかし、それを「無線」という未来予測を立てるところがすごいです。

いながらにして遠距離のカラー写真が手に入る

メールに写真添付。Lineで画像送信。など、いろいろな方法があります。

当時の人は、遠距離のカラー写真をもらったら嬉しかったのでしょうか?

旅行先の安否や、行ったことのない街を見たかったのでしょうか?

いずれにしても、この世界は実現していますよね。

野獣が絶滅する

野獣以外にも絶滅危惧種はたくさんあります。参考までにこちらのリンクを貼っておきます。

サハラ砂漠が緑化して文明がアジア・アフリカに移る

サハラ砂漠を緑化する活動をしていますが、この予想はまだ実現に至っていません。

7日で世界一周ができるようになる

世界一周というのはどのような定義となるのかわかりませんが、こちらのサイトでは43時間

という記録が出ているようです。2日足らずで世界一周!すごいです。

空中軍隊や空中砲台ができる

空軍のことでしょうか?それならできていますが、空中砲台が分かりません。たぶん、空か

ら大砲が打てるということなのかもしれません。そうなると、大砲並みの爆薬を飛行機から

発射できるので、現実化されていますね。

蚊やノミが滅亡する

当時の人は、蚊やノミに悩まされたのかもしれませんが、現代人も悩まされています。

100年経っても変わらない悩みはあるのですね。

機械で温度を調節した空気を送り出す

エアコン。

当時は、うちわや水まきで対応したのでしょうね。

冬は焚火や火鉢。情緒はあるけれど、エアコンって有難いですね。

電気の力で野菜が成長する

少しググってみたら、LEDで野菜が育てられるようです。つまり、太陽がなくても野菜が育

つということです。当時は天候に左右される事が多いわけですので、こういう装置が望まれ

たのかもしれません。

遠くの人間と話ができる

さっきも似た様なのが出てきました。宇宙船とだって話ができる時代になりました。

写真電話ができる

静止画ではなく動画で電話ができるようになりました。

写真電話で買い物ができる

当時のイメージは、静止画の相手に電話で話しかけて、欲しい商品を注文すれば届けてくれ

るようなイメージだと思いますが、もっと便利になっていますね。

電気が燃料になる

電気が燃料となって、電気自動車がドンドン普及してきました。

葉巻型の列車が東京・神戸間を二時間半で走る

東京~新神戸 2時間45分ほどです。意外に実現していません。

鉄道網が世界中に張られる

世界の都心部では地下鉄も含め、かなり発達しています。安く、気軽に旅行ができるように

なっている現代を、当時の人は羨ましいと思うのでしょうか。

台風を一ヶ月以上前に予測して大砲で破壊できる

一か月以上前の予想は出来ないけれど、かなり精度の高い予報ができるのが現代です。

これも農作物に影響が出る部分なので、当時の人にとっては重要な事だったのかもしれない

ですね。大砲で破壊したいほど深刻な被害が出ていたんだと思います。

以前、中国は、北京五輪開会式当日の2008年8月8日、豪雨を降らせる雨雲が北京市上空に

接近していました。中国気象部門は、人工消雨ロケット1104発を雨雲に打ち込むという未曾

有の消雨作戦を展開しました。

8日午後8時の気象情報では、雨雲が北京市周辺を取り囲んでおり、すでに懐北で6.7ミリ、

楊宋で5ミリ、霞雲嶺で3ミリ、張坊で2ミリ、北京市に最も近い五[木果]松地区でも0.9ミ

リの雨が降りだしていました。

しかし、すべての消雨作戦が完了した同日午後11時40分、北京市気象局とともに作戦に取り

組んできたロシア気象総局大気技術所所長で人工消減雨の専門家Konev教授は「もう雨の心

配はない」と作戦の成功を宣言しました。

このことからも、雨雲を散らすところまでは成功しているようです。

台風を破壊することも、そう遠くない未来ではないでしょうか。

人の身長が180センチ以上になる

日本人の体形は、最近変わったと思います。

子供は、頭が小さく手足が長くなってきています。

人の身長の平均が180cmを超えるには時間はかかりますが、確かに変化が起きています。

医術が進歩し、薬が廃止され、電気で無痛に手術できるようになる

早くそうなって欲しいですね。痛くない手術。薬を飲まなくても治る。

そんな時代になって欲しいです。

馬車がなくなり、自転車と自動車が普及する

確かに馬車はなくなった。自動車が発達したけれど、意外にも自転車が普及することも言い

当てていることに驚きました。一周回っての自転車の普及だと思うのですが、そこまでも予

想していたかもしれないですね。

動物と会話でき、犬が人間のお使いをする

外国人と気軽に話せる翻訳機が話題となりましたが、その応用が「動物と会話」に繋がるの

かもしれません。犬は、人間のお使いをするようにならなくても良いと思います。

無教育な人間がいなくなり、幼稚園が廃止され、男女ともに大学を出る

無教育な人間は少なくなったけれど、礼儀や躾のなっていない人は増えたような気がします。

琵琶湖の水で起こした電気を国内に輸送する

やけにピンポイント。残念ながら琵琶湖に発電所はありません。

以上、見てきましたが、ほとんど実現できています。

昔の人は、当時の状況を理解したうえで未来予測をしたのだと思います。

僕たちは、この「今」という時代を踏まえて、どんなことを予想しますか?

ブログなどで容易に自分の記事を半永久的に残せる時代です。

何か予想してみませんか?

そして、100年後、誰かが僕の予想を見つけて、その予想とその時代にどうなったのかを比

較してくれるかもしれません。

・・・・オノマトペ。