アロマの資格を取ったのには訳があり、結果的にがっかりしたという経験。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

もう当たり前になっている「足つぼマッサージ」。

当時、マスコミでにぎやかに取り上げられ、セレブな生活ぶりも放送され

今でも、あちこちで見かける「Queensway」。

このお店は英国式リフレクソロジーの学校を卒業すると独立開業できない

生徒が流れ着くお店。

ちょっと、皮肉っぽい言い方ですが、ご容赦を。

当時、手に職をつけてこれからの時代自分で生き抜く!そんな職が身につく

ということで多くの生徒を集めていました。

実際独立した人もいますが、成功はごく一部の人だけ。

そんなことを考えながら、ずるいビジネスだなぁと思っていました。

でも、あとからあとから生徒はどんどん増えます。

そこで、思いついたのが、独立できない人のために企業にリフレクソロジスト

を派遣する仕事。

企業の福利厚生で、就業時間外に会議室などを開放してもらいマッサージを

行うというもので、何社かに派遣をしていました。

また、ビックサイトなどのイベントで歩き疲れた来場者のためにマッサージ

ブースを用意して、疲れをいやすという企画も持ち込みで採用されました。

知り合いからのアドバイスは、リフレクソロジストを派遣させるなら、自分

自身もアロマくらいは資格を持っていないといけない(なめられる)という

ことでした。

そこで教材を購入し勉強を始めました。

1級と2級の同時受験ができることと、詰込み型の勉強だということなので

とにかく時間を惜しんで勉強しました。

精油もセットされていて、香りを覚えたり効能を覚えたり・・・

とにかく頑張りました。

勉強の甲斐があって、見事合格!

そして、ますます、企業への新規開拓を行っていきました。

何もできなくても企業内のリフレクソロジーの時間が終わるころ、僕はその

企業に行き、リフレクソロジストと後片付けをして一緒に帰りました。

しかし、事情がいろいろあって、今後は立ち合いはしないことを伝えました。

僕は営業開拓をして、リフレクソロジストたちの働き先を作るところまでが

仕事で、あとの運営はリフレクソロジストにやってほしかったのです。

ところが・・・

「あなたは何もしないでマージンを取るのですか?」

と、言われてしまった。

もともと、学校を卒業しても独立できない人たちの働き口を用意すれば

お互いにWin-Winの関係が築けると思い始めたことです。

開拓にあたっての時間やお金は僕の先行投資です。

ようやく、その目途が立つので、それぞれの役目をはっきりさせてだけな

のに、こういうものの言われ方をしたわけです。

何もしないで仕事先にありつけたのはリフレクソロジストの方です。

人を癒すのが仕事の人は、身体はもちろん精神的にも癒してあげることが

大切だと思うのです。それが同時に満たされるとき、そのお客様は何度も

通ってくれるようになると思うのです。

技術はあるかもしれませんが、ああいうものの言い方しかできない人が

リフレクソロジスト・・・?!

一気に気分が覚めてしまいました。

そして、僕は企業に説明とお詫びをして、所属のリフレクソロジストと

営業先と権利を知人に渡してしまいました。このころには、文句を言った

リフレクソロジストは去っていました。

とはいえ、そんなに儲かっていた商売ではありませんでした。

だから、未練も何もありません。

どちらかというと、早く、こういう人たちとは縁を切りたかったからです。

人の気持ちを考えることができないリフレクソロジストは、人を癒すことが

できるわけがない!自分、自分、自分!自分をまず第一に!そんな人が多い。

だって、自分の技術で自分が食うために手に職を身につけるのだから、

人を癒すというのは建前で、本当は自分が食えるようになることが目的。

こういう人間の心理に早めに気が付いてよかったと思う。

僕も癒しという提供の裏には本音があります。

これで儲けたかったです・・・・でもその前に、自分を押し殺し、リフレ

クソロジストたちの気持ちを考え配慮をしてやってきました。

相手の気持ちを考えることをまず先にしたからこそ、夜遅くに企業まで行き

行動を共にしたわけですから・・・。

今でもそういう人を輩出する企業の看板を見るだけでイラッ!とします。

このテキストを見るたびにこうしたことを思い出します。

あー、吐き出せてよかった。

これで、このテキストは断捨離します。

・・・・オノマトペ。