IT化、AI化がもたらす上層部と平社員の気持ちのギャップを考えた提案をすることが重要。(健忘録)

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気付き

昨日、お客様との打ち合わせで気付かされたことがあります。

僕は、企業のホームページやアンケートホームといったものを作成しています。

特にアンケートホームの応用性は広く、今まで「紙」で管理していたものがデータ化できる

ので、ペーパーレス化と保管場所の無駄なスペースをなくすことができると好評です。

一流企業、大企業を除き、多くの企業では、未だにファックスで送られてきた内容を自社の

フォーマットに合わせたExcelに手入力をして、それを出力して先方にファックスで送信する

なんていうことをされています。

手入力したものを出力し、またファックス。

ファックスが送られた先では、更に手入力・・・・。

これでは、人為的ミスが起きやすいです。

最初にフォームに入力させ、最初にデータ化してしまい、それを相手先に送付する。

相手先は必要なデータを抽出することでスピーディーでペーパーレス化が行えます。

上層部には大変ウケが良いシステムですが、実は、現場では士気が落ちるそうです。

今まで手入力することが仕事でしたが、それがシステムにより簡略化されれば、自分の仕事が

無くなってしまうのではないかという不安が生まれるそうです。

これには僕も少し驚きました。

便利なものは、人の居場所をなくしてしまうかもしれないのです。

そうした現場の心配や不安を取り除き、システムを提案していかなければならないという事に

ひとつ上のハードルを感じました。

今まで手入力で日々の就業時間を埋めていたものが、IT化することで断然効率が上がります。

1日で手入力する量は決まっているので、効率化が図れれば、生まれた余裕の時間をどのよ

うにしてよいのか、わからないのかもしれません。

ボーっとしていればサボっているように思われるし、何かしようにも今まで以上に仕事の量

は増えない・・・。

会社で暇なのも嫌だし、暇だと思われるのも嫌。

仕事が無ければ、クビにされるかもしれないと余計な不安が生まれてくる。

これから

IT化することで、今まで面倒で間違いが起きやすい作業を機械に任せ、機械ではできない部分

の仕事も一緒に見つけて提案することが、これから必要なのだと思います。

ちなみに、どんなにIT化、AI化が進んでも、人間の気配りやおもてなしは真似ができないと

言われています。

IT化、AI化で余裕の感が生まれたら、そうした部分に注力を注げば良いと思います。

余裕から笑顔が生まれ、会社の雰囲気が良くなれば、会社の業績もあがるのではないでしょ

うか。これこそ、IT化、AI化の恩恵だと僕は思います。

・・・・オノマトペ。