ドラマ あの時代をもう一度 なぜ僕らはドラマに夢中になったのか?

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ドラマ あの時代をもう一度

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僕の中で面白かったドラマといえば、バブル時代のこうしたドラマです。

最近というか、ここ何年も面白ドラマがないと感じるのは、そうした恋愛というか恋の駆け

引きというか、若き恋事情ターゲットから年齢が外れてしまったからなのでしょう。

まぁ、僕は”おじさん”で、そういう人を共感させるドラマがないというのは仕方がないこと。

そう思って、若い人たちを観察してみると、実は”若い人”もドラマどころかテレビ離れが進

んでいる。

テレビ離れは、YouTubeなどのオンライン配信など見るものが増えたというところにも原因

があるけれど、それでも、面白いドラマなら見るはずでしょ?

ということは、若い人たちに向けたドラマは、若い人たちが面白いと感じていないというこ

とになります。

最近のドラマ 面白くない理由

どうして面白くないのかをテーマに最近のドラマを見ていると、1つのことに気が付いた。

それは『心の声』の挿入があまりにも多いということでした。

心の声

例えば、別れた男性が突然マンションにやってくる。

ただ単に借りていたものを返そうとしてやってきただけなのに、その二人のシーンに『心

の声』のナレーションが入る。

『やっぱり、好きだから来てくれたんだよね・・・』と。

こういう、演技をフォローするような『心の声』的演出が最近のドラマには多い。

俳優や女優の演技が下手ともとらえかねない『心の声』演出。

・・・昔のドラマにはなかったと記憶しています。

昔のドラマ 心の声がない時代のドラマ

先ほどの、ただ単に借りものを返しに来たシーンでも、昔のドラマには『心の声』演出はあ

りません。ただ、無言で返したり、そのまま普通に話して別れていく・・・。

『心の声』の無いドラマの視聴者

今のシーンを当時の視聴者は、どのように見るのか?

僕もそうでしたが、その二人のシーンを見て、勝手に想像してドラマの展開を見守ります。

そして、ドラマを見終わったとき、友達に話します。

「えー、あんな風に展開するの? だって、あの二人のシーンなら、もっとこうでしょ!」

すると、友達は・・・

「うそっ!? あれは、あれでいいでしょ。あの”間”が物語ってるじゃん!」

と、そんな解釈の違いとドラマの進行を楽しみ、これからどんな展開になるのかをワクワク

して一週間待っていました。

最近のドラマ だから面白くない

『心の声』は視聴者の想像する楽しみを奪ってしまった。

人間の織り成す”間”を読み、それぞれが想像する。

その想像通りにドラマが展開しても、そうでなくても、そこが楽しい!そんなドラマが減っ

てしまったから、テレビ局が見てほしいターゲットからもドラマ離れが進行しているのだと

思う。

それは、最近人気の芸人とか女優とかモデルとか・・・『心の声』無しにその”間”を伝えら

れない人たちしかキャスティングできないことにも問題があるわけです。

有名じゃなくても演技をしっかりできる役者はたくさんいるだろうに。

たしかに、当時のトレンディドラマも演技が下手な人たちばかりで構成されていたと思い

ます。

しかし、そこは脚本であったり、演技指導がしっかりしていたから『心の声』の挿入は必要

なかったのだと思います。

おじさんは去るのみ

散々勝手な分析をしたけれど、まぁ、ストーリー重視、役者重視などドラマの楽しみ方は人

それぞれだから、おじさんはおじさんが好きなドラマをDVDで楽しむとします。