「起業のためのお金の教科書」だけど、すでに個人事業主の私からすれば、参考になるところは、節税や助成金といったところくらいでした。
節税に関しては、今までよりももっと工夫できそうな部分が発見できたことは収穫です。
助成金については、もっと掘り下げて、どうすれば助成金の審査に通りやすいとかの情報が欲しかったところだけれど、いろいろな助成金の紹介は勉強になった。
あとは、自分の住む市町村や県に問い合わせたり、ホームページを見ていく作業をすれば何とかなりそうだ。
しかし、助成金が下りるかどうかは別問題なので、やはり、その辺のテクニックがあれば教えて欲しかった。
これから起業する人にとって、この本はあまり役立たないと思います。やはり、全てにおいて、テクニックの薄さから来ていると思います。
そもそも起業するにあたりお金に特化した教科書なので、これで起業が成功するとは思えないわけです。節税や助成金で賢く会社を運営しても、そもそもの営業の部分のテクニックが薄い。
本書でも営業が大事だと触れられてはいるが、どう大事なのかは書かれていない。お金に特化した教科書だからだと言ってしまえばそれだけだが、そもそも公務員を辞めて作家になるという人生において、経験した仕事の幅が狭すぎるゆえ、そうした営業のテクニックも薄くなり、結果、営業は大事だなどと、誰もがそう思っていることしか書けないのではないかと思う。
[wpap service=”rakuten-ichiba” type=”detail” id=”book:17711897″ title=”起業のためのお金の教科書 [ 大村 大次郎 ]”]
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