【保存版】消しゴムハンコの作り方。布や金属にキレイに押せるインク。

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ステンシル風の字体のデザインをトレーナーや布製のトートバッグなどにプリントしたくなりました。ステンシルシートを作るのは大変です。悩みましたが、ステンシル風の文字のハンコを作ってしまえばよいことに気がつきました。

以前、シルクスクリーンに挑戦しました。その時のことは以下の記事をどうぞ。

シルク印刷に比べ、精度は落ちるものの、手軽だし、早いし、安くできます!

今回は、ゴムのハンコを自作して、布や金属にキレイに押せるインキを使用して、バッグやトレーナーにステンシル風のオリジナルプリントをしようと思います。

ステンシル風ということで、ステンシルフォントを使ってデザインを作り、それをプリンターでプリントアウトしたあと、以下のような道具を準備しました。

消しゴムハンコ 道具の準備

  • ほるナビ(はがきサイズ)
  • ステイズオン(StazOn)※
  • 彫刻刀(100円均一)
  • 濃いめの鉛筆(2B程度)
  • 瞬間接着剤(木とゴムを接着できるもの)
  • クッキングシート
  • のこぎり(板を切る時に必要です)
  • はさみ
  • コイン

ステイズオンはインクを吸収しない素材など、ほとんどの素材に使える画期的なオールマイティインクパッドです。金属にも押せちゃいます!今回はブラックを使用しています。なんと!ハンコを押したあとに、インク定着のためのアイロンプレスが必要ありません

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消しゴムハンコの作り方

私は、大きなスタンプを作ってトレーナーやトートバッグに押したかったので、ほるナビは、はがきサイズにしました。

1. はがきサイズのデータを用意します

プリントアウトしたデータを適当にカットします。

2. トレーシングペーパーを上に重ねます

ほるナビに1枚付属している紙がトレーシングペーパーです。

これを先ほどプリントアウトした紙の上に重ねます。

3. 濃いめの鉛筆でなぞります

あとで気が付きましたが、中まで塗りつぶす必要はありませんでした。

輪郭だけ、正確になぞれれば大丈夫です。

ちなみに、鉛筆に文字を入れるサービスがあって、マイ鉛筆を3ダース作りました。

鉛筆をプレゼントされて喜ぶような時代は、とっくに過ぎてしまいましたが、何かっていうとプレゼントしています。2Bは滑らかな書き味で、私自身も気に入っています。

話がそれました・・・・。ほるナビにも簡単な説明が載っています。

一度読んで、段取りを頭に入れておくと良いと思います。

4. ほるナビに転写します

ほるナビの色の付いた面に、先ほど鉛筆でなぞったトレーシングペーパーのを重ね合わせて、ズレないようにしながら、コインか何かで丁寧にこすります。

全体をこすり終えたら、トレーシングペーパーをゆっくり剥がしていきます。

この時、まだうまく転写していない部分があれば、しっかりこすって転写してください。

私の場合、矢の羽の部分が少し転写しきれていません。

けれども、アウトラインさえ分かれば良いので、そのまま剥がしてしまいました。

※ 消しゴムハンコはアウトラインに沿って彫刻刀で削るので、アウトラインが転写されていない場合は、しっかり転写させましょう。

トレーシングペーパーは、ほるナビに1枚付属しています。

実は、クッキングシートでも代用可能です。実際にやってみました。

中を塗りつぶさず、アウトラインだけをクッキングシートに写しとり、それをほるナビの色の付いた面に乗せてコインでこすってみました。

うまくいきました!

クッキングシートで代用できるなんて、嬉しいです。

さぁ、いよいよ彫り始めます。

5. 彫り始めます

アウトラインに沿ってほるナビを彫刻刀で彫っていきます。

結構、楽しいです!

細かいところは、集中して丁寧に掘り進め、ようやく完成しました!

結構、深く彫ってみました。

6. 洗う

アウトラインだけ転写しておけばこんな手間はかからなかったのですが、私の場合、塗りつぶして転写してしまったので、鉛筆の色を落とそうと思います。

理由は一つだけです。

この鉛筆の鉛が、ハンコのインクの乗りを悪くさせると嫌なので、軽く洗いました。

これくらいキレイになれば、ハンコを押すときの影響はないと思います。

7. 板と接着 & ちょっと工夫

これは、好みの問題ですが、私はハンコの背中に板を取り付けたいと思います。

ハンコの周りの余分なところは切り捨ててしまい、板と大きさを合わせます。

ザックリ線を引いて終了。

板をどれくらいの大きさでカットすればよいか分かったら、接着する前に、板に試し押しをします。こうすれば、ハンコを裏返さなくても、何のデザインかすぐにわかります!

バッチリ!キレイに押せました。

あとは、板とハンコを接着するだけです。

接着が完了しました。

ここで一工夫。

板の部分に赤いマーカーを入れます。このマーカーは、実際の矢印の先と羽のセンターがどこにあるのかを現わしています。

このマーカーがあれば、ハンコを押すときのズレを緩和できそうです。

これにて完成です。

完成した消しゴムハンコを押してみる

紙に試し押し

合計3つハンコを作りました。

デザインのもとになったA4の紙とハンコの画像はこちらです。

完成したハンコにステイズオン(StazOn)を付けて、紙に押してみました。

いかがですか?

もとのデザインと比べて、少し雑になってしまいました。

けれども、かすれ具合と、文字具合がステンシルっぽくて気に入っています。

実際、ステンシルシート越しにペンキをスプレーしてみても、文字の輪郭がくっきり出るのは難しいんです。そんな、素人がスプレーしたような仕上がりになったので満足です。

布製のトートバッグに本番押し

ハンコを押す位置を決めます。

ハンコにステイズオンをポンポンとインクを乗せていきます。

まんべんなくインクが乗ったら、ブレないように押します。

なかなか、良い感じに仕上がりました。

このインクはアイロンがけによるインクの定着は必要ありませんので、少し放置すればインクが乾き、完成です!今度は、トレーナーにも押してみたいと思います。

まとめ

案外、簡単でした。一日あれば完成してしまいます。

工夫したところといえば、はがきサイズのデザインにするために年賀状ソフトを利用したというところでしょうか。ワードやエクセルは設定が面倒ですから・・・。

ひとつハンコができると、いろいろ作って、いろいろなところに押してみたくなります。

ステンシルだと切り抜くのが大変だったり、長持ちしなかったりですので、ステンシル風のフォントを使ってプリントアウトして、そのハンコを作ろう!というのが、私の最大のひらめきでした。

ステンシルの字体をハンコで再現して、ハンコを押す強弱やインクの付け具合で、かすれ具合が変化します。

そんなわけで、他にもたくさん作ろうと思います。

他のインクの色も欲しくなりました。

それらを組み合わせて、ひとつのデザインにしようと考えています。

「英文字はどうするの?」について↓まとめました。