【センドク】読書ノート 108冊目|凄い!ジオラマ

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参考になるかどうかはわかりませんが、読んだ本の感想などを書いています。
結構、好き勝手なことを書いています。ネタバレもあります。

40代後半まで読書嫌いできた私ですが、2018年9月に読書を始めました。
そんなきっかけはこちらです。

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2024年1月19日に、私の不注意からブログのデータを全部消す!?という失態を犯してしまい、なんとかデータの復旧はできたものの投稿日時がすべて”2024年1月19日”となってしまいました。

読了本だけでも読んだ順番ごとに並ばせたい!
…と、架空の投稿日時を登録しながら、記事の並べ替えを行いましたので、記事の投稿日と「読了日」が違うこともありますがご理解ください。
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せっかくの機会なので、過去の記事に対しての「てこ入れ」および「読書感想などの追記」を行っています。

読書ノート

タイトル名:凄い!ジオラマ

著者:情景師アラーキー著

読了日:2020年9月6日

全体的な感想

ジオラマづくりのテクニックを学ぶために購入するのであればおすすめしません。テクニックやヒントは多くありません。

私は、この本を読んでみてジオラマ作りにおいて大切なことを教えてもらった気がします。
むしろ、今まで考えていたジオラマ作りにおける精神論みたいなものの意見が、この本が背中を押してくれたような気がします。

表面的なテクニックは、作品をたくさん作っていくうちに会得出来ます。
しかし、最初からそのテクニックだけだと、人を感動させることは出来ません。
作品の裏にあるストーリーが深くなければ、作品からそうした雰囲気を出せるようになることを教えてくれた気がします。

どうしたら深いストーリーを考えられるのか?

それは、その人が生きてきた経験に準ずるところが大きいのですが、人の気持ちを想像するということができるかどうかが大切だと思います。人生経験が少なくても、相手のことを労わる気持ち、大切にする気持ちがあれば、その情景に登場する人の気持ちやそういう人が使うモノたちの劣化をはかり知ることができます。

うまく言えませんが、そうしたことが何よりも大切だと思います。
そういうことを汲み取れる本だと感じました。

ひとつだけ良かったところをあげるなら

精神論は重要ですが、やはり次はテクニックです。

試行錯誤したであろうテクニックを教えることは、マジシャンが種明かしをするようなものです。この本には、具体的なテクニックや素材の集め方が掲載されています。

どういう所に目を向ければ、必要な素材が見つかるのか?

その具体例を示してくれていますので、私はそれを応用して自分なりの素材を探すだけです。
この本にはテクニックが書かれていないと低い評価をする方もいますが、ジオラマ作りで一番大事な「心」を教えてくれている本は、この本以外ないと思います。

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