FFFTPで大量データをダウンロードしたら転送エラー!エラー回避のための設定を2つご紹介します。

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FFFTPで生じる転送エラー

私は、サーバーに紐づくホームページのデータを引越しさせるために「FFFTP」ツールを使いました。ワードプレスで制作されたホームページは、ファイル数が3,000以上となることが頻繁にあります。

特に、ブログを何年も運営している場合は、ファイル数は20,000以上となります。

そういう大量のデータを自分のパソコンにダウンロードしてバックアップをするとき、このファイル数の多さが「転送エラー」を発生させます。

30分、40分と画面の前でダウンロードが終了するのをまった挙句、転送エラーが出たときは、怒りと落胆で作業が手につきません。

そんな転送エラーに対して、2つの解決方法があります。

  1. FFFTPの設定を変更する。
  2. FTPソフトを違うものにする。

それぞれを以下にまとめておきますので、参考にしてください。

FFFTPの設定を変更する

実際、設定の変更をしたおかげで、約27,000ものファイルを一気にダウンロードできました。

FFFTPツールも何度もバージョンアップしていますので、まずは最新のバージョンを入手することをおすすめいたします。もちろん、このツールは無料です。

※ 最新版FFFTPツール(無料)はこちら

最新版をダウンロードしてインストールしたら、まず、FFFTPで接続するためのサーバー情報を入力します。それらの情報は、サーバー会社と契約をしたときにメールなどでお知らせがあると思いますので、それを設定します。

以下は、FFFTPツールで接続先を設定した後を前提として説明をしています。

FFFTPの設定変更手順

ダウンロードするファイルのあるサーバーをホスト一覧から選択します。
選択された状態で「設定変更」をクリックします。

「高度」タブをクリックします。
赤い矢印の「NLST-Rを使って高速に再帰検索(N)」だけにチェックを入れます。

「暗号化」のタブをクリックします。
赤い矢印の「暗号化なしで接続を許可(A)」だけにチェックを入れます。

赤い矢印の「PASVモードを使う(V)」だけにチェックを入れます。
そうしましたら下の「OK」ボタンをクリックします。

これで、設定は完了です。
お疲れ様でした。

これでもうまくいかない場合は、FTPソフトを違うものにしてみましょう。

FTPソフトを「FileZilla」にする

「FileZilla」もFTPソフト(無料)です。

私の場合、FFFTPの設定を変更することで、ファイルのダウンロードは転送エラーもなく作業が進みました。しかし、ダウンロードしたファイルを新しいサーバーにアップロードする際に、FFFTPで問題が起きました。

それは、アップロード先に既にアップされている不必要なファイルを削除できないというものでした。

そこでこの「FileZilla」を使ってアップロード先のサーバーにアクセスし、不必要なファイルを削除してみたところ、きれいに削除ができました。

「FFFTP」と「FileZilla」を使用して感じたことは、「FileZilla」はちょっと複雑なソフトに見えるけれど、慣れてしまえば使い勝手が良いということです。今後は「FileZilla」を使いたいと思います。

「FileZilla」のインストール(64bit x86)windows

最初、私がインストールをしたとき、インストール中に”ウィルスの脅威!”といったアラートが表示されてしまい、インストールを途中で断念しました。

それには原因があり、余計なものまでダウンロードしようとした結果であることが分かりました。よって、そうした余計なものをダウンロードしなくて済むように、以下にインストールの流れをまとめましたので、参考にしてください。

まず、右のダウンロ-ドサイトに行きます。→ ダウンロードサイト
下のような画像が表示されると思いますので、緑の「ダウンロード(Download FileZilla Client)」ボタンをクリックします。

緑のボタンをクリックすると画面が変わります。
「ダウンロード(Download)」のボタンをクリックします。

ダウンロードが完了すると、ダウンロード先に下記のアイコンが作られます。
私は、デスクトップにダウンロードしたので、デスクトップ上に作られました。このアイコンをダブルクリックします。(インストールが始まります)
※インストールが完了しましたら、このアイコンは捨てて大丈夫です。

まず最初に同意を求めてきますので「I Agree」のご端をクリックします。

次の画面のここが大事です。
ここで「Decline」を選択します。ここを「Accept」とすると、余計なものがついでにインストールされ、それをパソコンが警告するようになります。

なので、ここは「Decline」を選択します。

「Decline」を選択したら「Next」ボタンをクリックします。

誰が使うのかを聞いています。
自分だけ「Only for me」を選択して「Next」ボタンをクリックします。

次の画面では何もせずに「Next」ボタンをクリックします。

ここも何もせず「Next」ボタンをクリックします。

ここも何もせず「Install」ボタンをクリックします。

インストールが終了したら「Finish」ボタンをクリックします。

インストール終了後、FileZillaを起動してみます。
メニューは日本語になっています。

FileZillaの設定方法

無地インストールが終わりましたら、接続するサーバーの情報を設定します。

FileZillaを起動します。
起動させましたら「ファイル」→「サイトマネージャー」をクリックします。

下の画像にはエックスサーバーとありますが、これは私の設定したものです。
始めて設定される方の画面には「自分のサイト」という黄色いフォルダーしか表示されていないと思います。

その状態で、下にある「新しいサイト」ボタンをクリックします。

私の場合だと既に設定したエックスサーバーの下に「新規サイト」というアイコンが表示されました。初めての方の場合「自分のサイト」フォルダの下に「新規サイト」というアイコンが表示されると思います。

これをご自分の好きな名前に名前を変更します。
そのままでもよいのですが、管理しやすくするためには、どこのサーバーにつながっているのかを表記するのが良いと思います。

あとは、画面の右を設定していきます。

赤丸はサーバー会社から案内のあった情報を入力します。
それ以外は、プルダウンメニューより下の画像の通りに設定します。
ブランクになっているところは、ブランクにしておきます。

設定が済みましたら「OK」または「接続」のボタンをクリックします。
「接続」をクリックした場合、サーバーにつながれば、完了です。

FileZillaの利用方法

一旦「FileZilla」を終了した後、再度、サーバーにアクセスする場合は、スタートボタンから「FileZilla」を起動します。(デスクトップにショートカットを作っておくと便利です)

起動すると以下のような画面になります。

「ファイル」→「サイトマネージャー」をクリックします。

以下のような画面が表示されます。
「自分のサイト」フォルダの下に登録されているサーバーから、接続したいサーバーを選択して「接続」ボタンをクリックします。(※OKの赤丸は無視してください)

このように「FileZilla」をつかいます。

まとめ

約27,000もの大量データのアップロード転送において、「FileZilla」では、設定の変更などを行わなくても転送エラーは発生しませんでした。

FFFTPでは転送エラーとファイルの削除ができないという2つの問題があったので、今後は、「FileZilla」を使っていきたいと思います。