そろそろ、キンモクセイ。トイレの芳香剤といえばキンモクセイの謎。

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人によって好き嫌いはあるけれど、私はキンモクセイの香りが好きです。

キンモクセイの香りがしてくると、その香りの出所を確認するように目をキョロキョロさせ、キンモクセイを見つけると安心し、もう秋も近いと季節の移ろいを確認します。

気になったので「キンモクセイ」について少しだけ調べてみました。
トイレといえば、キンモクセイの香りという理由が、調べてみてわかりました。

キンモクセイはどこから来た?

キンモクセイは、中国が原産で日本には江戸時代に渡来したそうです。

渡来したのはキンモクセイの雄株で、挿し木という方法で北海道と沖縄以外の日本中に増やされました。日本では自然の分布はなく、庭などに植えられています。

本来は雌雄異株の植物ですが、日本には雄株しかないため実を結びません。

キンモクセイの目的

古くは、悪臭を抑制する目的で広まりました。

汲み取り式のトイレの近くに植えられ、トイレのにおいを消すことがキンモクセイの役割であったようです。一時期、トイレの芳香剤といえば「キンモクセイ」の香りが主流であったのも、このような歴史的な背景があるのかもしれません。

キンモクセイの名前の由来

キンモクセイの樹皮がサイ(犀)の足に似ているため、中国では「木犀(モクセイ)」と名付けられたそうです。ギンモクセイの白い花色に対して、橙黄色の花を金色に見立ててキンモクセイと呼ぶようになりました。

中国では、モクセイのことを「桂」と書きます。

白い花の種は、ギンモクセイ。「銀桂」と書きます。

キンモクセイはギンモクセイの変種だそうです。