オフィスチェアの背もたれが取れた。簡単にしかも超安く修理する方法。

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オフィスチェアの「背もたれ」が取れた

長年、オフィスチェアを使っていて、必ずと言っていいほど壊れる部分がございます。

私の場合、80Kgを超える体重ですので、長年使用すると相当な金属疲労を与えます。

必ず壊れるの部分、それは「背もたれ」です。

いつも突然、リラックスしようと背もたれに寄り掛かった瞬間…

バキッ!

と、ものすごい音とともに「背もたれ」がぶらーんと後ろにいったまま、戻ってきません。

今回で3回目です。

応急処置をしてみたがダメ

合計4か所のネジがあり、手前のネジは大丈夫だったものの水色で丸をしたところにあるネジは、折れてしまい、背もたれが…ぶらん、ぶらん~♪の状態です。

そこで、折れたネジの両脇に穴をあけ、洋灯吊金具を取り付けました。
念のため、大丈夫なネジの両脇も同じようにして、それぞれ針金をぐるぐる巻きにしました。

これである程度、背もたれが固定されると思いましたが、ちょっと力を加えただけで洋灯吊金具が穴から抜けてしまいました。

椅子の購入を考え、とりあえず背もたれを外してみました。

背もたれはどのように座椅子に付いているのか?

背もたれの付き方で修理が可能かどうかが判断できます。

背もたれが座椅子の部分に溶接でくっつけてあり、それが割れた場合は修復は困難です。
けれども、背もたれが座椅子にネジで止めてあり、ネジが割れることで背もたれが取れたのであれば、修復が可能です。

私の場合

4本のネジを外したところです。

あれ?
これ、折れて埋まっているネジが取れれば、同じようなボルトを使って再生できるよね?

中で折れたネジをとる

私の場合、折れたネジの先端が3mmほど出ていたので、ペンチで力強く挟んだままグイっと回すと動いてくれました。そのまま、1本は取り出すことができました。

しかし、残りの1本は、写真の通り1mmの引っ掛かりがあるかないかです。
ペンチではとても掴めませんでした。

ネジザウルス

以前より、ネジザウルスには興味がありました。
けれども、購入したところで活躍の場はなく、購入を見送っていました。

これだよこれ!今こそ購入!

気をつけなければいけないのは、ネジザウルスが掴めるネジの直径です。

埋まっているネジは、8mmか9mmのネジだと分かったので、11mmまで対応のネジザウルスをカートに入れました。

ところで、埋まっているネジがとれたとしても… 同じネジがあるのか?
ここが心配なので、先にホームセンターに行ってネジを見てみると、同じ直径のネジを見つけることができました。シルバーのネジが新しいネジです。

4本で165円。
帰ってから、空いているネジ穴にはめてみましたがピッタリでした!

さて、いよいよネジザウルスです。
購入ボタンを押して、届くのを待ちます。

ネジザウルス到着

普通のペンチとは違い、恐竜みたいに前歯がある!
なるほど、ネジザウルスとはナイスなネーミング!

ネジザウルスで残りの1本を取る

いよいよ、1mmの引っ掛かりがあるかないかの、椅子の中に残っているネジをネジザウルスでつかんでみます。

ちょっと不安でしたが、引っ掛かりのよさそうなところを勘繰りながら、一番力が入りそうなポイントを見つけました。

つかんで引くように回すのではなく、ネジザウルスを押し付けるように回します。

こうすることで、ネジザウルスがネジを離してしまうことを防げます。

少しでも回れば、ネジが出てきますので、より一層、ネジザウルスでつかみやすくなります。

出てきた、出てきた~!

ここまでくれば、楽勝!
ネジは簡単に取ることができました!

背もたれの取り付け

すべてのネジ穴がきれいに抜けたので、代わりに購入しておいたネジで背もたれを止めていきます。

バランスよくねじを締めていき、すべてきれいにハマりました。
※ 念のためワッシャーも噛ませておきました。

これで背もたれが元に戻りました!

オフィスチェアを買い替えると、7,000円以上。粗大ごみの料金もかかります。
これが、ネジザウルス1本、交換用の新品のネジ、あわせて1,455円(税込み)でした!

あー、よかった、よかった。

ネジザウルス以外の方法

ネジザウルスで抜き取ることができない時は、折れて中に残っているネジに穴をあけて、そこにボルト抜き用のドリルを入れ、抜き取ります。

必要な道具

  • 折れ込みボルト抜き(エキストラクター)セット
  • タップハンドル
  • 動画参照

ちょっとだけ、ネジザウルスより安い。
ネジザウルスよりも確実な方法だけど、これ以外にこの道具を使う場所が無い。

まとめ

「背もたれ」のネック(首)の部分が折れてしまっては修復は難しいけれど、止めているボルトが割れたということであれば、修復は可能です。

問題は、ネジ穴に残ってしまったネジをどうするかです。

ネジザウルスやエキストラクターセットで取れれば、椅子を買うより安価です。

ちなみに今回かかった費用は、1,455円(税込み)でした。