【センドク】読書ノート 367冊目|困ったら、やめる。迷ったら、離れる。「自分の軸」がある生き方のヒント

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参考になるかどうかはわかりませんが、読んだ本の感想などを書いています。
結構、好き勝手なことを書いています。ネタバレもあります。

40代後半まで読書嫌いできた私ですが、2018年9月に読書を始めました。
そんなきっかけはこちらです。
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2024年1月19日に、私の不注意からブログのデータを全部消す!?という失態を犯してしまい、なんとかデータの復旧はできたものの投稿日時がすべて”2024年1月19日”となってしまいました。
読了本だけでも読んだ順番ごとに並ばせたい!
…と、架空の投稿日時を登録しながら、記事の並べ替えを行いましたので、記事の投稿日と「読了日」が違うこともありますがご理解ください。
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せっかくの機会なので、過去の記事に対しての「てこ入れ」および「読書感想などの追記」を行っています。

読書ノート

タイトル名:困ったら、やめる。迷ったら、離れる。 「自分の軸」がある生き方のヒント

著者:玉置妙憂 (著)

読了日:2022年8月31日

この本を購入した理由(私が知りたかったこと)

やめてもいい。離れてもいい。
…そんなタイトルに惹かれて購入しました。

私の感じた著者の言いたいこと

自分の軸を持つための考え方や生き方が書かれています。
その軸を持つために、やめてもいいし離れても良い。そこに挫折感や恥ずかしさを感じる必要はないということです。大きな挫折をしてきた人の救いになるような本だと思います。

全体的な感想

自分の軸を持つことが大切だということが繰り返し出てきましたが、そのためのひとつの方法として、「考え癖に気が付く」ということが書かれていました。

「考え癖」と聞いて、”どうしてもついつい考えてしまうクセ”と思ってしまうのは、私だけでしょうか?
私は、そのように思いましたが、違いました。

この本によれば、考え癖とは、考えるパターン(思考パターン)のようです。
場所が変わろうが、人が変わろうが… 舞台の進行は同じ。
つまり、会社が変わろうが、憎い相手が変わろうが、いつも考えるパターンは同じということです。

そのように言われれば、ピンと来るところがあります。
私には、そういう思考パターンがいくつもあります。

あの人が、あんな風に言ってきたらどうしよう。
私に対してきっとあの人はこのようにしてくるかもしれない。けれど、私はこうする。
いろいろ考えても、これは私の妄想だから、本当のことは分からない。

サクッとあげただけでも3つほどのパターンが思いつきます。
このパターンに、今日はあの人、昨日はこの人… といった具合に登場人物だけが変わっていきます。けれども、人物が変わるだけで思考パターンは一緒です。登場人物は、会社の環境が変わることで変わる場合もあるし、町のコンビニの店員になったりもします。
そして、こういう思考パターンが複数、複雑に同時進行するというパターンもあります。

そう、すべて私の思考パターンです。

この本によれば、思い悩んだり、考え込んだ時、『あ、私、私の思考パターンに入っているなぁ』と思うだけでも80%ほども良いそうです。
自分が思考パターンにハマっているということを認識することで、出口のない妄想にどっぷりつかっている、または、つかりそうになっていることを俯瞰で認識できるからです。

私は、今までそういう俯瞰的な角度を持ち合わせていなかったから、疲れ果てるか、眠りにつくか、思考に飽きるか、もっと違う興味が出てくるか… という状況になるまで、どっぷりと妄想の世界につかっていました。

この本を読んで、このことに気が付き、今後はもう少し早く妄想を切り上げられるのではないかと思います。

『あ!これ、自分の思考パターンに入っている!?登場人物こそ違うけれど、昔も同じ妄想(シミュレーション)をしていたぞ?!登場人物が入れ替わっただけだぞ!それなら、これ(この妄想)は、私の思考パターンだ!』

こうして俯瞰して自分を見れれば、悶々、鬱々とした時間から、早く抜け出せそうです。

ひとつだけ良かったところをあげるなら

考え癖。これについては前述の通り。
この本は、私にとってこれだけを教えてくれた気がします。感謝。

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