先日も、この言葉を掲載しました。この言葉、まさに、最近実感している言葉です。
武田信玄が残した言葉ですが、ああいう武将も人をまとめ一国を担うにあたり、こういう尺度を自分の方針と定めていたのだなぁ~と思うと感銘を受けます。
最近、僕の周りではレトロゲームをビジネスにするという企画が持ち上がっています。
今更のような企画ですが、メンツはやる気満々です。
しかし、どうやらそのメンツを見ていると気がついたことがあります。
僕が参加しているこの企画のメンツにはこういうタイプがいます。
今の会社の仕事から現実逃避するタイプ
新しいビジネスに期待が膨らみ、その場にいるメンツは友であり仲間。
一人じゃない!いつかきっと大金持ち! 今の会社なんて、いつでも辞めてやる!
・・・と、話しているとドンドン気持ちが大きくなり、気分が良くなる。
しかし、現実は、何一つ実行に移さない。
単純に現実を逃避し、ストレス発散のはけ口として夢を追う仲間と語らう。
こういう人に、具体的な何か仕事を求めると決まって帰ってくる言葉がある。
「忙しくて、時間が無いんですよ~。」
言い訳ですよね?
言い訳をするという事は、信玄の尺度に合わせるなら、いい加減という事になります。
(いい加減だと言い訳ばかり。)
人のせいにするタイプ
この企画に参加している人間で、こういう人もいます。
「僕、デザインを考えたんです!でも、○○さんは何もしないんです!」
これって、僕はやっているのに○○さんは楽ばかりしている!という愚痴です。
信玄流にいうなれば、中途半端だと愚痴が出る。ということです。
中途半端なタイプは、最後は自分自身も人のせいにしてケツをまくるかもしれません。
上記、2タイプのメンツが多い企画は絶対うまくいきません。
僕は、何度もこういう目に合っていましたが、この信玄の言葉に出会うまでは、どうして企画がうまくいかないのかを理解できませんでした。
この言葉に出会い、感銘を受けてからは、人を観察し、社交辞令的に企画に参加して、話を合せればよいだけの事なのかどうかを吟味するようになりました。
今までとは違い、常に相手は真剣なのだと思い込むことはやめました。そして、なんでもかんでも必死にアイデアを出し、意見を言う事もやめました。
では、どういう企画に対してアイデアを出すのか?
それは、以下のタイプの人が多い集まりの企画に限ります!
色々なアイデアが出るタイプ
こういうタイプの人が複数人いる企画では、僕もどんどんアイデアを出します。
アイデア・・・すなわち「知恵」を出すという事は、信玄流に言えば、”真剣だと知恵が出る。”ということです。
真剣な人が複数いる企画は、具現化され前に進んでいきます。
将来の儲けを空想し、それだけで満足して終わるようなことにはなりません。
最初の2つのタイプに自分自身が属する場合は、相手の時間やお金を無駄にしないためにも、早々に企画から辞退する事も貢献だと思います。
これは、自分の時間とお金を無駄にしないことにもつながります。
仕事をしていれば、様々な人間関係が築かれていきます。
どこまでが本気で、どこまでが社交辞令なのか?
人間不信になったり・・・いろいろ、苦労も絶えないと思います。
武田信玄の残してくれた言葉は、今でも十分に通用し、場面ごとに対応できる言葉だと思います。僕は、この言葉を大切にして、仕事をしていけたらと思います。