■ 60以上の仕事を経験した僕。
すごいでしょ?!
・・・と、自慢しても、単なる腰の落ち着かないヤツ・・・で終るのが世間。
でも、いいのだ!
きっと、何かの役に立っているのだから。
きっと、これから何かの役に立つのだから。
なにより、人生充実してる。
これだけ、腰が落ち着かなかったら、これはもはや長所。
環境適応力が優れているという事ではないか!?
・・・と、勝手に想っている今日この頃。
僕の経験した仕事を感想を含めて1つずつご紹介。
仕事内容と感想を綴るだけの大して面白くない記事ですので、お暇な時にどうぞ。
■ 大学卒業までに経験した仕事 (4/24)
ピザの配達ドライバー
都内の道を知らない人間が、なぜ、ピザの配達?
言問橋や業平橋周辺のテリトリーにあるデリバリーピザでは有名なチェーン店で
ピザの配達スタッフをさせてもらった。
物覚えは良い方なので、一度行った場所はだいたい行ける。
けれど、新しい場所に行く場合、地図が読めない。
地図をくるくる回しちゃう人・・・それが、僕。
友達も一緒だったことから、楽に気構えていたが・・・あんなことになろうとは。
友達とは、つきじ植村さんへ一緒にアルバイト面接に行った仲。
大学の同級生で気が合うので、アルバイトも一緒に!
つきじ植村にて同時面接の際、
「もし、どちらかが採用されて、どちらかが不採用なら?」という、
意地の悪い質問をされて
「どんな結果が出ても採用されれば頑張ります!」
と二人で回答をして、二人で不採用になってからは、さらに仲良くなった。
そんな友達と一緒に、今度は同時採用。
友達はエリア周辺に住んでいたこともあり、また、マイカーを持っていただけに
周辺の地理にはとても詳しかった。
一方、僕はまったく地理がわからない。
先輩ドライバーの後について研修をしたけれど、昼と夜の街の顔は全くその様相を
変えてしまうので、なかなか覚えるのが遅かった。
配達ルート研修のところまでは年賀状配達で経験済み。
気持ちにも余裕があった。
けれど、実際、行動範囲は年賀状配達の範囲の2~3倍のエリアとなる。
夜になれば目印としていた建物の代わりにネオンが目印となる。
今思えば、ダメダメなドライバーだったと思う。
配達した後、道に迷って帰ってこれなくなること、しばしば。
それでも、一生懸命やったよ。
けれど、あんな事件にあんな対応されたら、辞めたくなるよ。
・・・あれは、今でも忘れない。
自分はその反面教師になろうと思い、今でもこのことは大事にしている。
その事件とは、怖い組合にデリバリーをしたこととは関係ありません。
えー、ありますよー。 そういうところに配達したことくらい・・・。
でも、そんなものは、こちらの思い込みっていうか・・・
ちゃんと届ければ普通の対応ですよ~♪
そんなことではなくて、配達後にバイクで転倒したことに対しての店長の対応。
道に迷って帰れなくなるし、転倒するし・・・・まして、バイクのミラーを破損させる。
これでは、ドライバー失格ですよ!僕は。
でもね、この転倒には理由があります。
それは、少し雨の降る夜の配達でした。
無事、時間内に目的地へ配達を終え、何度か通ったことのある帰路についていました。
雨のせいか、辺りはより暗く・・・フード付きのスクーターのワイパーを動かしながら
の運転中に、突然、おじちゃんが飛び出してきたんです!
対向車線は渋滞中で、その間をすり抜けた歩行者のおじちゃんは、僕の走る車線を良く
見もせずに飛び出してきました。
ずっと前を見て走っていたのに、このおじちゃんに気がつかなかったわけは?
おじちゃんがスクーターのライトと対向車のライトの間に入ってしまったことです。
それで、おじちゃんの姿が消える!
これ、「蒸発現象」といいます。
それが、起きてしまっていたためです。
あわててブレーキをかけたものの、スクーターは横滑りをしはじめました。
スクーターは横になり、右に倒れかけたので、右足で踏ん張りました。
すると、フード付きのスクーターは、僕だけを残して転倒。
転倒したスクーターは横滑りをしながら、僕の右足を引っ掛けたので、
とっさにスクーターをまたいでよけようとしました。
そして、僕もスクーターの後方で転倒。
ほんの一瞬の出来事だったけれど、コマ送りのようでした。
結局、スクーターが先の方に転がり、僕も追いかけるように転がる。
気がつくと、スクーターと僕の間にピザ屋の帽子が落ちているという状況。
完全に注目の的!
なんで、あんなことをしたのかよく覚えていなかいけれど・・・
僕は、帽子のところまで歩くと、帽子を足で引っ掛け、蹴りあげて帽子を右手で
キャッチするというパフォーマンス。
多分、情けないやら、恥ずかしいやらの気持ちと、体はなんともない事をアピール
する気持ちやらで・・・いろいろだったんだと思います。
そして、おじちゃん。
「おい、気をつけろよー。」と言い残して消えていきました。
腹が立つやら、帰って事故の説明をしなくてはいけない面倒くささやらで、複雑な気持ち。
まして、僕はドライバーとして問題児。
ようやく店にたどり着くと・・・店長は、また迷ってたのか?という表情。
僕は、唐突に一言。
「事故っちゃいまして・・・ミラーを割ってしまいました。」
正直に言ったワシントンは称賛されたらしいですが、
僕の場合は・・・
店長、「ん!!、それで、ピザはちゃんと届けたかっ?!」
開口一番、コレでした。
ピザを届けたことが分かった店長は、割れたミラーをジロジロ。
何よりもお客様が大事と取るべきか?
僕は、こういう場合、スタッフの体を気遣うことにしています。
それが、反面教師として学んだことです。
結局、しばらくしてから、体に怪我がないかを聞かれましたが・・・
腹が立ったので、数日後、この店を辞めました。
その後のことを友達から聞くと・・・
僕が辞めた後は、友達にはいろいろと恩恵があったようです。
「カップラーメン食べるか?」とか、体調の心配など、いろいろしてもらったようです。
そして、その友達から僕は感謝されました。
うーーーん、複雑。
でも、まぁ、店長の考えがあらたまったのかもしれない? と、思えば、
僕も怪我の一つもなかったことだし・・・、良かったのかな?
何を優先に考えるか?
何よりも、その人の体を心配する!!
このことを心に強く決めたアルバイトでした。
以上・・・オノマトペ。