■ 60以上の仕事を経験した僕。
すごいでしょ?!
・・・と、自慢しても、単なる腰の落ち着かないヤツ・・・で終るのが世間。
でも、いいのだ!
きっと、何かの役に立っているのだから。
きっと、これから何かの役に立つのだから。
なにより、人生充実してる。
これだけ、腰が落ち着かなかったら、これはもはや長所。
環境適応力が優れているという事ではないか!?
・・・と、勝手に想っている今日この頃。
僕の経験した仕事を感想を含めて1つずつご紹介。
仕事内容と感想を綴るだけの大して面白くない記事ですので、お暇な時にどうぞ。
■ 大学卒業までに経験した仕事 (16/24)
ゼリー工場
大学の冬休みを利用して、大学の先輩と友達とでお手伝い。
場所は、長野県須坂市。
地元、須坂で働いたのは、年賀状の配達以来、後にも先にもここのゼリー工場の
2回だけ。しかも、どちらも真冬!
「ぽんぽこたぬきのおまんじゅう」以外では、食品製造業のお仕事は、このゼリー
工場のみです。
朝、9:00から仕事が始まります。
白い割烹着みたいなやつとネットの付いたへんな帽子をかぶって、白の長靴で作業
を開始します。こういう格好は、ぽんぽこでもしていたので慣れっこです。
気になる仕事の内容は・・・・瓶に詰まったゼリーを段ボールに詰めるだけです。
一日中、ただひたすら、段ボールに詰める。
立ち仕事だったので、辛かったです。
唯一、動けるタイミングは、瓶を詰めるための段ボール箱が足りなくなった時です。
瓶ゼリー6個を1箱にキッチリ詰めるですが、作り置きした段ボールが無くなってき
ます。瓶ゼリーの流れは、そこそこ軽快なスピードで止まることはありません。
瓶ゼリーを詰めながら、段ボールを組み立てるのは、とても忙しかったけれど、
体を動かせる分、単調な作業の合間の良いアクセントとなりました。
この仕事で開眼した技術は・・・段ボール箱の組み立ての速さと正確さです。
1箱6秒くらいで組み立てられると思います。
① ぺしゃんこの段ボールを手に取ったら、スクエアに広げます。
② 広がったら、机に乗せ、ふたを折り込みます。
③ 片方の手でガムテープをもち、もう片方はふたが戻らないように押さえておきます。
④ そして、ふたを抑えながら、まずはセンターをまっすぐきれいに貼る。
⑤ そうしたら、左右のはしをガムテープで貼る。
⑥ あとはひっくり返して完成!
この流れで、段ボール箱をどんどん積み上げていきます。
多分、メンバーの中で、僕が一番早かったと思います。
(大事だよ、なんでも一番になるって・・・。)
とっても単調な作業でしたので、先輩や友達と常に競争をしていました。
だから、他のメンバーもみんな段ボール箱の組み立ては特技になったと思います。
実は、この特技・・・すごく褒められたことがありました。
それは、大学を卒業して、3つ目の就職先の倉庫作業時のことです。
その会社はコンピュータウェーブという、ソフトウェアを流通している会社でした。
その会社の倉庫で、棚卸や出荷の手伝いをすることがありました。
ソフトウェアやCDの在庫を数えては、段ボールに詰める作業・・・。
この段ボールを組み立てるのが、誰よりも早かった!しかも正確!!
だって、段ボール箱を作ってきた、数と経験が違うもん!
・・・と、まぁ、どんな経験でも、ある時、ふとした拍子に役立つことも多いもので、
そんな特技を褒められると嬉しかったりするものです。
だから、なんでも勉強だと思って、そこから何かを学ばなければいけないんですね。
このアルバイトでは、段ボール箱を早く組み立てるという学びでしょうか・・・。
ちょっと、話が横道にそれました。
それで、来る日も来る日も・・・瓶ゼリーを6個、箱に詰めては、箱を作る。
そんな繰り返しで、結構、ヘトヘトになりました。
先輩や友達がいなかったら、話し相手もいないし、心は折れていたと思います。
ちなみに、ゼリーを作る仕事はやらせてもらえませんでした。
ゼリーって、どかい窯で作るんです。
それが、いろんな機械を通過して、最後には瓶に詰められた状態となって流れてきます。
1日、20,000個とか作ると、そりゃもう大変でした。
でも、1日の終わりに、毎回、ゼリーをもらって帰れるのが嬉しかったです。
これは、工場長の”飴と鞭”だったのかもしれませんね。
なんだかんだ言って、楽しい仕事でした。
・・・・オノマトペ。