遊びを作る

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遊びが大事

よく「遊びが大事」といわれるけれど、このときの「遊び」は車のハンドルの「遊び」に例えられることが多いです。
車を運転する人は、よく分かると思うのですが、ハンドルは少しくらい左右に動かしても、車はまっすぐ走ります。もし、少しでもハンドルを動かしたら、その分、車が曲がっていってしまったら、とても運転に神経を使ってしまいます。

ハンドルは左右に動くけれど、まっすぐ走っていられる部分の可動域のことを「遊び」といい、人生にもこうした「遊び」が必要だといわれるのです。

遊びを作る

最近、私は、スケジュールに「遊び」を作ることにしています。
自分だけの予定であれば、そんなに「遊び」を意識しませんが、人と会ったりする際には必ず意識します。

それは、5分前行動とか…重要ですが、そういうことではありません。

自分が頼んでおいた仕事が完成していないかもしれない。
今日会う予定そのものがなくなるかもしれない。
そのように予想して、初めからそのことを予定に組み込んでおきます。

今までは、相手も必ず時間通りにやってきて、予定通りに仕事が仕上がっていることを前提にスケジュールを組んでいましたが、もし、仕事が仕上がってこなければ、そのあとのスケジュールが空白になったり、変更をせざるを得なくなります。

そのため、最初から、そうなってもいいように「遊び」の部分をスケジュールに組み込んでおきます。

そんな日々のスケジュールを組むことで、気持ちに余裕が生まれたのは事実でしたが、年間、人生でもその「遊び」を予定しておく方がよいのではないかと気がつきました。

遊びをロングスパンの計画にも組み込む

ここ数日、どうもイライラが収まらないでいました。
自分の取扱説明書も作っては見ているので、どうしたら機嫌がよくなるのかを試しましたが、イライラの原因は見つからず、気分も良くなることなく、何も手につかない状態でした。
そうやって一日を無駄に過ごすと、余計イライラが増してきました。

この時、ハッと気がつきました。

こういう日も、一年のうちに何回かはあるということを予定しておけば、何も手に付かず一日を無駄にしたという想いと、そこからくる焦りから解放される!と。

人間ですから、一年のうちに原因がわからず、何もやる気が起きない日や、やる気はあるけれど空回りして行動に移せない日や、分かってはいるけれどやりたくない日が何日か…?
いや、十数日はあるかもしれません。

それを最初から、そういう日として計上しておけば、気分も楽になると思うのです。
一年のなかでそういう日を作り、人生でもそういう日の「遊び」を作っておく。

もちろん、自分があとどれくらい生きるかわからないのに「遊び」なんかつくってられないよ!今を生きる!なんていう考えもありますが、実際、毎日、ヘトヘトになるまで充実した日々を送れるものでしょうか?

大抵凹むときは、時間が無駄に過ぎ、もったいないと感じるときだと思います。
充実しているときは、そんな考えは起きないからです。

時間がもったいないけれど、やりたいことが見つからない。
このまま、やりたいことを見つけられずに人生を過ごすのか?

そんな時に悲しかったり、不安だったり、イライラだったりを感じるものですから、そういう日もあらかじめスケジュールに入れておけば良いのです。
そうすれば、そういう日も予定通りに進んでいると、少しは前向きになれると思います。