仕事60「臨床実験 」編

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■ 60以上の仕事を経験した僕。

すごいでしょ?!

・・・と、自慢しても、単なる腰の落ち着かないヤツ・・・で終るのが世間。

でも、いいのだ!

きっと、何かの役に立っているのだから。

きっと、これから何かの役に立つのだから。

なにより、人生充実してる。

これだけ、腰が落ち着かなかったら、これはもはや長所。

環境適応力が優れているという事ではないか!?

・・・と、勝手に想っている今日この頃。

僕の経験した仕事を感想を含めて1つずつご紹介。

仕事内容と感想を綴るだけの大して面白くない記事ですので、お暇な時にどうぞ。

■ 社会人になってから経験した仕事 (5/14)

臨床実験

都市伝説ともいえる、人体実験のお仕事・・・本当にあります。

そんなに怖いものではなかったのですが、それなりに大変でした。

僕のお仕事は、たった2日で5万円位でした。

本当は、対象者としての基準に達していれば、1ヶ月で40万くらいの報酬があった

と思います。もちろん拘束期間は長くなりますが・・・

けれど、基準に達していなくて本当に良かったと、ホッとしています。

今回のお仕事の内容は、新薬テストです。

糖尿病の疑いのある人に対しての新薬が、どれだけの効果をもたらすのか?

これを、マウスレベルではなく人間で実験します。

その人間役のお仕事です。

すでに、マウス実験はクリアしているので、完成度の高い薬である事は間違いあり

ません。 実験は以下のとおり行います。

すごく甘い、炭酸水のようなものを飲まされます。

そして、血糖値を計ります。

もちろん、そのためには採血を行います。

そして、血糖値があがったことを確認した後、新薬を飲みます。

被験者には知らされていませんが、あらかじめ被験者はグループ分けされています。

Aグループの人は、実は薬ではなく小麦粉の錠剤を飲まされる。

Bグループの人は、今回の新薬錠剤を飲みます。

自分がどちらのグループなのかは、最後まで知らされません。

これで変な先入観は持たれませんので、公平なテストができます。

というのも、先入観があると数値が正確に計測できないそうです。

そして、錠剤を飲んだ後も採血をします。

その結果をデータとして記録します。

飲んで計って、飲んで計って・・・ 体力的には、まったく疲れません。

ただ、この繰り返しを3回くらいやりましたので、採血は6回!

これ、1日で6回ですよ~!

実験開始日の前日にも一度採血してたと思うから、2日間で合計7回は血を抜い

ています。血の量はたいしたことがないので、貧血になんかなりませんが・・・

僕の血管はボロボロです。 穴だらけ。

もう、5回目の採血ともなると、痛くて痛くて・・・遂には、違う腕から採血し

てもらいました。

左腕の血管に5つ、右腕の血管に2つ・・・たった2日間で血管に7個も穴が開く

仕事って・・・どうですか?

とっても、大変でした。

それなりの報酬があることに納得です。

この実験結果がある程度の効果基準に達すると、その人には追加で実験が待っ

ています。これは、1ヶ月間に及ぶ長期データ収集です。

もちろん、何回かの採血があります。

ほんと、基準に達していなくてよかった!

報酬よりも血管の方が心配になったお仕事でした。

ちなみに、一緒に参加した友達の紹介で、このお仕事をさせてもらったのです

が、友達は基準に達してしまい・・・・地獄のような1ヶ月を過ごしたそうです。

僕の場合は、通いで2日間でしたが、彼の場合は、泊まりもあったようです。

確かに高額報酬だったらしいのですが・・・まったくうらやましくなかったです。

でも、話しのネタには面白い仕事でしょ?

・・・・オノマトペ。