「うさぎとかめ」の昔ばなしはご存知でしょうか?
うさぎとかめが競争をして、最終的には、かめが勝つというお話です。
コツコツと努力をすれば、才能のある人にも負けない!
このお話から、多くの人はそんな風に教育をされたと思います。
けれども実際の世の中は、努力をどんなにしても、努力をしない人間に鼻で笑われながら、スーっと追い抜かれてしまうことが多いのが世の中です。やはり、才能のある人は、努力などしなくても凄いのです。
それはどうしたって仕方がない。それが世間というもの。これを理解しなければいけない。
だから、コツコツ努力すれば報われるという解釈は、大人になったら忘れた方が良いのです。
うさぎとかめの新解釈
最近、こんな風に「うさぎとかめ」を解釈すると面白いと小耳にはさみました。
確かに、心にスッと落ちました。その解釈とは・・・
うさぎタイプの人間
うさぎタイプの人間は、常に自分を他人と比べる。
収入の多さや家の大きさといった、他人の持っているものや地位、裕福そうに見えるとか、自分の方が裕福だとか・・・常に、自分と他人を比較します。
かめタイプの人間
亀タイプの人間は、自分の見つけた目標に向かって、ただひたすら進んでいきます。
周りにお金持ちがいようがいまいが関係なし。なりたい自分を目指します。
他人と比べて勝ちとか負けとかではなく、自分の人生の「充実度」をゴールとし、そこに向けて歩みを進めていきます。こういう「かめタイプ」の人間の方が、人生は充実するのだと思います。
人生の充実度ではなく、お金持ちで裕福な自分を目標に定めても良いと思います。けれども、「うさぎタイプ」の人間と違って、他人とは比較しません。
周りと自分を比較せず、ただひたすら進む!
私は・・・それが大事なのではないかと教えられた気がします。
新教訓
この昔ばなしは、うさぎのように他人と比較する人生を歩むな!
という事なのかもしれません。
勝ち続ける人生を望む場合、どうしても他人との比較が生まれます。
お金もあり、裕福であるにもかかわらず、誰かに勝ちたい!勝ったら、また勝ちたい。
きりがない。
少し、むなしくなります。
「うさぎタイプ」の人間は、自分の中から湧き出る目標がなく、他人の持っている数字を超えることだけが目標です。
確かに、これで充実する人もいます。打ち負かすことだけが人生の目標!という人です。
けれども、私は違います。
お金もあり、裕福でもある。でも、その状態が、自分の目指す金額、裕福さには到達していないから努力をする。こちらは、充実感が溢れているように思います。それは、他人と比較していない目標だからです。
子供向けの昔ばなしも「心の充実」というものを考えさせられる奥の深いお話しですね。
「木こりのお話し」も面白いと思いますのであわせてどうぞ。
・・・オノマトペ。