そんな子供はいない。そして、そんな子供の心を大人は忘れている。(健忘録)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

近所の公園に行くと、グラウンドで町の子どもが野球をしている。

どこかのチームというものではなく、本当に近所の子供たちが即席でチーム分けをして

夢中で大声を出して遊んでいる。

ふと頭の中にこんな考えが沸いてくる。

『あの子供たちは、”病気になりたくないなぁ””長生きしたいなぁ””健康に気をつけなきゃ”

なんて、考えて遊んでいるのだろうか?』

大人になると、周りから多くのけがや病気といった情報が入ってくる。

そのうち、そうはなりたくないからそうした情報に過剰に反応してしまう。

そのうちストイックになり、逆に、精神的に疲れてしまう。

子供たちは、生きるために何かをしようと考えながら遊ぶことはない。

ただ、ただ、ひたすら野球に没頭し、楽しく、感情的に遊んでいるだけだ。

転んで怪我をしたらどうしよう? とか、まず考えていない。

遊びだけではない。

テレビや漫画・・・とにかく、今している事に純粋に夢中に楽しんでいるだけ。

余計な事を考えずに没頭すること。

大人になって忘れてしまっている大切な事。

「寝なさい!」

と、怒られるまで遊ぶことに夢中だったあのころの心をどこかに置いてきてしまってはいけ

ない。もちろん、大人だから、人に怒られることは少ないので、自分で節度あるリミットを

決めなければならないが、子供の用に没頭し夢中に楽しむことを忘れてはいけない。

・・・・オノマトペ。