変化を恐れる
こういう言葉を見聞きすることがあっても、体験することはなかなかない。
きっと、体験をしていても、これがそのことなのか!と理解できていないのかもしれない。
僕の場合、風呂に入っていると様々なことを思いつく。
今朝、風呂に入りながら「変化を恐れる」ということを考えていると・・・
『お!このことか!僕自身体験しているじゃん!!』
と、なりましたので、ここにメモ代わりとして記事にしたいと思います。
変化を恐れた人の実例
仕事場でよく相談されることがあります。
- 仕事のやり方
- 仕事の効率
- 仕事に対する気付きと希望
当然、仕事場なので、仕事上の事ばかりです。
だいたい、それらをまとめると、相談者は、勤めている会社がよくなること、働きやすくな
ることを自分なりに考え、きっとそれが実現すれば会社がよくなるという熱い思いがこみ上
げているのだと思います。
熱く語り、僕に同意を求めますし、僕もそうだと思います。
僕に言われても何も変えることができないですし、なんの権限もないのですが・・・
最後にこう言われます。
『ねぇ、それとなく、あなたから上司に言ってよ!』
これが、まさに、変化を恐れている証拠だと気が付きました!
何に怯えているのか?
自分で会社に意見を言ったとします。
それによってよくない変化(リスク)が起きるとすれば、以下の通り。
- 最悪はクビ
- お給料が下がってしまう
- 違う部署への移動
そうした自分にとってよくない変化が起こるのは嫌だから、人に頼むのです。
実際に、熱く語った提案が通り、会社が回り始めれば、きっと良い変化が起きるのだろうけ
れど、良い変化を期待するよりも自分に起こるかもしれない悪い変化を恐れて、自分で行動
を起こさない。そういうことなのです。しかし、これが、普通の人なのだと思います。
結局、愚痴レベル
嫌だと思っていても、慣れているやり方の方が失敗はない。
だから、最終的には変化を望まない。
ならば、真剣に取り合わない。
気をつけなければいけないこと
こういう人の相談に乗って、僕が代わりに言ってあげる!なんて言わないことです。
相談した人は、その提案が通りうまくいけば、自分の環境がよくなる。もし、提案が通らな
くても、提案したのは僕なので、諸々のリスクを回避できるというわけです。
・・・とてもずるい。
僕には何のメリットもなく、あるのはリスクだけ。
あなたの優しい心をすり減らさないこと
相談に乗ってあげられないと自分を責めてしまうほどやさしいあなたは、こんなトリックを
見抜けず、いいように利用されていませんか??
そもそも、どうして直接言わないのだろう? どうしてあなたに相談するのだろう?
それは、相手の口から熱く語られる言葉は、どうしても変えたいという心の底からの希望で
はないからです。
切羽詰まったら、上司だろうが社長だろうが意見するか辞めるという行動をとるはずです。
そうではなく、あなたに相談するということは、単なるストレスのはけ口を求めただけだと思
います。
あわよくば代弁者になってもらい、うまくいけば環境がよくなるし、意見が通らなくても自
分が責められることはありません。
どのみち、あなたに話すことで、ストレスが吐き出せたのでスッキリ!します。
何でもまじめに取り合うことは素晴らしい心ですが、物事の真意を知らないと、そのステキ
な心がどうでもいいことに使われ、すり減ってしまいます。
まとめ
相談は真剣に聞くが、それに対して自分が行動すべきことなのかを考える。冷たいようでも
本人が行動することが一番だと思ったら、話しだけ聞くことにする。
もし、行動を求められたら、自分が行動することで、かえって相手の希望する提案が通らな
くなる確率が増えてしまうことを伝える。
あなたの優しい心をそんなことに使ってはいけません。