仕事で評価されるべき人
少しだけ想像をして欲しいと思います。
本当に広い広い平野に「もろこし」がどこまでも、どこまでも黄色く色づいています。
農夫は真っ赤なトラクターでその大平原を収穫し始めます。
そこに近所の知り合いが通りかかり農夫に言います。
『いやぁ、今年は大収穫だね!よかったね。すごいね!』
…そう言って農夫を褒めます。
この収穫を待ち望んでいたのは、誰よりも他ではない農夫ですから、喜びも格別です。
褒めるのは農夫ではない場合がある
仕事において、先ほどの農夫のように”収穫”という成果を出して褒められる人がいます。
目に見える成果を提示することで上司や会社から評価されるのですが、上司や経営者が注意しなければいけないことがあります。
『ここを耕せば、来年は大収穫だよ!』
…そう助言した人がいないかを忘れてしまうことに注意をすべきです。
本来褒められるべき人は、そういう人たちです。
残念ながら、そういう人たちの仕事ぶりは、一日中、腕組みをして考えています。
時折、パソコンでカタカタと調べものをしたり…
忙しく動き回るようなことはしていません。
忙しく動き回る人を仕事をしていると勘違いされる経営者もいるので残念です。
あえてここで言いますが、忙しく動き回る人には理由があります。
それは「段取りが悪い」からです。
そのため、全てにおいて時間の調整がギリギリです。
けれども、仕事をしているように見えてしまうのです。こういう人は評価してはいけません。
むしろ、腕組みをして助言できるような人は「段取りがすこぶる良い」です。
暇そうに見えるかもしれませんが、段取りが良いからこそ次の一手が見通せるのです。
だからこそ、どこを耕せば来年が大収穫になるのかがわかるのです。
実は、それこそが仕事なのです。
体を多く動かしているのが仕事ではありません。脳の中にしっかり汗を流すことが仕事です。
陰の立役者を見抜けないとどうなるのか
気合と体力とお調子だけでのし上がってきた経営者には、まずこの影の立役者を見抜くことは出来ないと思います。
そうなると、優秀な参謀はどんどん会社から去っていきます。
段取りが良い人間は、会社の未来など簡単に予想できるからです。
そうして残った人間たちは、段取りが悪く、とにかくバタバタとしているだけの人たちになります。そういう人たちが支える会社など、せいぜい1年ほど…。先は見えました。
最近、バブルで適当にうまくのし上がってしまった年齢層が会社役員などに就いている時代が来ています。
すべて流れに任せることしかできず、時代の運だけでそのポジションに来てしまったのだから、目は節穴だし、良いアイデアや施策など持ち合わせているはずがないのです。
だから、今まで通り、適当に口を出さずにいて欲しいのですが、せっせと頭を下げていた腹いせを発散させるべく威張りだす。時代が生み出した害虫です。
害虫は、食い荒らす食料が亡くなれば、自然と消滅します。
賢い立役者は、そろそろ次のステージに向かいましょう。