仕事をするうえで、僕がストレスを溜めてしまう相手の特徴は以下の通りです。
- 返信が遅い人
- 返信をしない人
- 折り返しの電話が遅い人
- 自分の要望だけ伝える人
- 約束を守れない人
こういう人たちとうまくお付き合いをしている人を羨ましく思います。しかし、それは仕事とお金の面からだけです。よくもまぁ、こんないい加減な人たちと仕事ができるなぁと感心するばかりです。
自分の期待値は、所詮、自分の描いたものだと知る
人にはいろいろなタイプがあるので、自分が描いたようなリアクションをとってくれるとは限りません。
(恩を着せるわけではないですが)普通、ここではお礼を言うでしょ?
そんな風に思っていても、そうでないことが多々あり、それが積もり積もると怒りのもとになったり、その人のことを大嫌いになったりします。
けれど、その ”普通、ここではお礼を言うでしょ?” は自分が描いた勝手なものなのです。
自分の期待値に沿わない相手に対して怒りを持たない対処方法
前述の通り、人にはそれぞれタイプがあります。
- 無償の愛
- 見返りを求めない
過剰な期待をしないとか、無償の愛といった表現をして、見返りを求めないことが、その人に怒りを抱かずに済むという方法論をよく見かけます。
しかし、僕には、この方法論はダメでした。
見返りは求めていませんが、人として相手を重んじない行動をされると、やはり、怒りや嫌気がさしてきます。
決めつけ解決法
そんな時、良い方法を見つけました。
それは、先に決めておくという解決方法です。
大抵、そういう ”ソリ” が合わなそうな人は、数回、会ったり、話したりするだけで、感じ取れるものです。付き合いが長ければ、だいたいのリアクションは想像できます。
僕がイラ立ちを感じる時
僕の場合、メールでも電話でも、こちらが質問をしたことに対して、解答をしない人にイラつきます。こういうタイプの人は、自分の事ばかりで相手の事を考えてあげるという事をしません。
決めつけ解決法の応用例
こういうタイプの人と話すときは、どうせ質問をしても返事は遅いし、しっかりとした回答は返ってこない・・・と、最初から決めつけておきます。
恐らく、こういうタイプの人は、僕との会話の内容を重要視しているわけではなく、たまたま僕がいたから話しただけなのです。まして、僕を頼っているわけではないのです。
そのように決めつけておきます。
極論を言うならば、僕に聞こえるような大きな声の独り言を言う人なのだと決めておきます。
だから、適当に話を合わせればよいのです。
いつも真面目なあなたは、全てに対して真摯に受け止めようとします。
こういうタイプの人の話もまじめに聞いてしまう。
その結果、イライラしてしまいす。
そして、イラ立つ自分の人間の器の小ささに嘆いたりもします。
ところが、最初からこういうタイプの人の話は聞き流すということを決めておけば、ストレスはたまりません。
決めつけ解決法の上級応用編
真面目なあなたは ”聞き流す” という失礼な態度に抵抗を持つかもしれません。ただ、相手がそうなのだから、気にする必要はありませんし、落ち込む必要すらないのです。
そして、この決めつけ解決法に慣れてきたら、自分もそういう人に対して独り言を言うようにします。自分がイラ立たない方法を実践し、実際にイラ立たなくなったとしても、いちいち身の無い話題に付き合わされるのもしんどいものです。
だから、会話の主導権もこちらで握ってしまいます。
話題をどんどん飛ばせ、相手の協力が必要であるかのように錯覚させ面白おかしく話します。新しい話題の展開をすることで、常に会話の主導権を自分が握れます。
それは簡単にできます。
相手も会話に反応して主導権を取りにきますが、そういう時は、相手の反応を無視して好き勝手に話せばよいのです。自分の話に対して相手がリアクションしても、そのリアクションに対して話を合わせることなく、思いついたまま話を展開するということです。
相手は嫌気がさすかもしれません。でも、いいのです。今まで、そうやられてストレスが溜まっていたのですから、どんなに嫌な気持ちになるかを体験してもらいましょう。
人のふり見て我が振りを直してもらいましょう!
会話だけでなくメールもそうです。相手を返事の返さない人と決めつけます。
だから、自分からドンドン内容を変化させます。どんどんメールを送ります。
そもそも、相手からの返事を最初から期待していないのだから、返事を返さない相手であっても気になりません。
相手から返事があっても、無視か、2,3日後にメールを返すぐらいでいいのです。
このように、何かを始める前に事前にここまでなら付き合えるとか、協力できるとか、考えてあげるとかを決めておきます。これが決めつけ解決法です。
ネーミングのセンスはご容赦いただきますが、そうやって最初に自分の立ち振る舞いのガイドラインを決めておくだけで、相手がそのラインに近づいたときに、自分の身をサッと引けるようになります。
決めつけ解決法を行わない場合に起こること
あらかじめ自分のガイドラインを決めていないと相手に巻き込まれ、イラつきだします。
そして、こういう状態になったのは、相手が悪いことを証明しようとします。
あなたは・・・よく言われませんか?
「あなたの言葉は正論なんだけど、どうして言っちゃうかなぁ?」・・・と。
実は、僕はそういうタイプです。
正論を言って、相手を論破しようと考えあぐね、イラ立ち、不愉快が限界に達した時、相手と衝突します。そして、皆から言われる言葉・・・・
「あなたの言葉は正論なんだけど、どうして言っちゃうかなぁ?」
です。
衝突した結果、待っているのは、相手との気まずい雰囲気が残るだけです。仕事もやりにくくなります。結果的に、もっとストレスが溜まってしまいます。
こういう衝突の前に必ずある事ですが・・・
「いざという時はあなたの応援をするよ!」
そういう人は何人もいます。
実際に衝突をした時、このように言っていた人は、加勢してくれましたか?
実は、ほとんどの場合、加勢をしてくれるような人はいません。自分が可愛いですから。
正直で真面目なあなたは、加勢するというその人の気持ちを信じて、心強く思ったでしょう。そして、いざという時は一人じゃないと思ったことでしょう。でも、実際には一人なんです。
ここの部分を良く理解しておきましょう。
人を信じる事、ガイドラインを引くこと・・・全ては自分一人の責任です。
あなたのように、他人を自分の事のように大切にする人は少ないです。しかし、あなたを守るのはあなたでしかありません。大切なあなたがいなければ、他人を大切には出来ません。
どうぞ、このことを忘れないようにしてくださいね。