ずいぶん前の話になるけれど、僕は一度だけ野口五郎さんとお会いしたことがあります。
見かけたというのではなく30分ほどお話をさせてもらったことがあります。
野口五郎さんに会えたら・・・と、軽い気持ちで。
当時、野口さんは若手の育成に力を入れているとホームページに記載していました。
たまたま、それを見かけました。
僕は、渋谷の情報を発信するブログを仕掛けていて、そこに集まる若者を、野口さんに紹介することで何かが生まれないかと考えました。
普通の人は、そうした想像で終わるらしいのですが・・・
僕の場合は、たとえ会えないくても当たり前で、そういう行動をしたこと自体が「酒の肴」となれば良いくらいにしか思わないタイプなのです。
野口五郎さんに会うということを想像では終わらせない
以前、僕はあるデザイナーさんの話をテレビで見たことがありました。
それは、SMAPのアルバムジャケットをデザインした人の話です。
その番組で心に残ったのは、この人と仕事をしたいと思ったら連絡するという、とてもシンプルなものでした。
”断られたらどうしよう”とか考えず、仕事をしたいから連絡をする。
そのスタイルが素晴らしいと感じていました。
野口五郎さんに会うために行動をする
そこで、僕も野口さんのホームページからメールを出してみました。
内容はほとんど覚えていませんが、渋谷の若者を紹介することでよい関係性が気づけないかという提案だったと思います。
半分以上、僕の思い出作りという気分でしたので、メールを出したということだけで満足しました。
時が過ぎ 野口五郎さんからメールが来る!
メールを出したことすら、忘れてしまっていた・・・
おそらく1か月後くらいの時、送信者「野口五郎」というメールが届いているのを見つけました。
スパムメールとしてごみ箱に捨てようとしたとき、以前、メールを出していたことをようやく思い出しました。それでも、ウィルスメールだといけないので、ウィルスチェックをしてから、開封しました(笑)。
そのメールには、僕のメールへのお礼と提案に対する興味、一度会って話をしたいという内容が書かれていました。日取りなどはマネーシャーとやり取りしてくださいとのことでした。
本当に驚きました!
すぐさま返事を書きましたが、何をどう書いていいのかわからず、アポイントの日を決めるので精一杯でした。
野口五郎さんと会うことが現実となる
そして、当日、事務所で野口五郎さんと対面することができました。
仕事の話をしに行っているのですから、記念写真やサインはおかしな話なので、そういう思い出は残せませんでしたが、机を挟んで50cmの目の前に野口五郎さんがいることに冷静な話ができるはずありません。
あっという間の30分でした。
教訓
仕事を一緒にしたい人がいたら、直接声をかける!
案外、この方法はシンプルすぎるので忘れられがちですが、効果は絶大!
それを実感した出来事でした。
その後、しばらく野口さんの事務所とお仕事が続きました。
直接お会いしたのはこの時が最初で最後でしたが、良い思い出です。