読んだ本の感想などを書いています。
結構、好き勝手なことを書いています。
ネタバレもあります。読書ノートとして残しておこうと思います。
40代後半まで読書嫌い。
急に(2018年9月)読書を始めました。⇒ きっかけはこちらです。
読書ノート
タイトル名:バカの壁
著者:養老孟司 (著)
読了日:2024年2月4日
この本を購入した理由
「○○の壁」では、一番最初にブームを作った著書です。
気になりつつも積読本になってしまい、ようやく読むことができました。
この本のどんな内容を忘れたくないか?
- 人間の体は動かさないと退化するようになっている
- 自分のなかには無意識の自分がいて、意識とは逆の立場をとる。ゆえに人間は悩むのが当たり前で、生きている限り続く。
- サラリーマンはお金をくれる人に忠実であり「仕事」に忠実なのではない。職人は「仕事」に忠実でないと食っていけない。自分の作る作品に責任を持たなくてはいけない。
- 寝ている間に真逆のことを考えているかもしれない。だとすれば100%思っているなんて言えないのだが。
この本の感想
”「バカ」はバカなのだから、何を言って無駄”。
世の中に存在しうるバカの種類をカテゴリー分けしつつも、対応策が載っている本だと思っていました。ところが、そういう本ではありません。
この本は、脳科学、身体構造、社会構造から「バカの壁」が作られてしまうことを説明しています。仕方のない部分もありつつも、だからこそ、そこに警鐘を鳴らしています。
安易な生き方をしていると「バカの壁」ができてしまうということです。
安易な生き方をしないヒントがそこにあります。
話はそれますが、読者や生徒に話しかけるシーンは立花隆さんの著書も魅力的です。
ぜひ、読んでもらいたいです。
購入時に想像した内容とは違いましたが、とてもためになりました。