ebayのチャンス
ebayのアカウントを開設すると2つのビジネスチャンスが生まれます。
1つは、日本では売れそうにないものや、売れても高値になりにくいものが海外では売れてしまうというチャンス。2つ目は、日本では数の出回っていない商品を海外から仕入れて日本で売るというチャンスです。
最近は「円安」をチャンスととらえ、不用品を海外に売って儲けよう!
という趣旨のニュースや番組が目につき出しました。
美味しいことばかりの情報を並べていましたが、本当でしょうか?
掘り下げてコストを考える
不用品のランドセルが6万円で売れた!
そんな景気の良い見出しで視聴率を稼いでいるテレビ局があります。
けれども、ebayでそれなりに利益を出していこうとすれば、どういうものが海外で売れるのかといった調査が必要です。その調査のために、ほぼ一日中、ネットサーフィンという過ごし方も結構あります。
こういう生活を考えたとき、果たして、そのネットサーフィンの時間給がペイできているのでしょうか?
テレビの情報に踊らされて、こういうところを忘れてしまう人が多いです。
手ごろで売れそうなランドセルを見つけて、購入して、手元に届くまでに10日かかったとします。それを出品して、売れるまでに7日かかったとすると全部で17日間のコストがかかるわけです。
仮に利益が5万円だとすると17日間で5万円稼げたのは、果たして良かったのでしょうか?
ネットサーフィンが好きで、そのことに苦痛を感じないとしても、約半月で5万円だとすれば、ひと月約10万円の利益ですから、普通に働いた方が稼げます。
慎重にアクションしましょう
コストのことを放送することなく「円安」の恩恵にあずかろうとするキャッチーな言葉に気分が高まり、セミナーなどに参加してしまう人がとてもい多いです。
ああいう番組は、企画そのものがセミナー会社の宣伝になっていることもあります。
つまり、セミナー会社がお金を払って、テレビ制作会社に番組をつくってもらい放送しているというケースがあります。これにより、セミナー参加者を集めて売り上げを伸ばすという構図が出来上がっていることも少なくないのです。
私はなぜebayを再開したか?
一言でいうと、確かに儲けが大きく出るときがあるからです。
不用品をメルカリに出品しても売れないものが、ebayだと3万円以上で売れてしまったこともあります。
けれども、そういう目先の利益目的ではなく、ebayを利用した収入の仕組みを自分のライフワークに組み込むために再開をしました。
当然、前述の通り時間的コストを考慮すると、まったくもって割に合いません。
ただ、この仕組みがうまく回れば、比較的ストレスフリーの収入源が構築できるのではないかと考えています。
20年前にも同じ現象がありました
当時も同じような番組や書籍がたくさんありました。
それを見てebayのアカウントを開設して、今でも続けている人は、ほんの一握りです。
多くの人は、割に合わないことを実感してやめていってしまいました。
裏を返せば、ライバルが増えにくい環境にあるということです。
すぐに結果がでなくても、コツコツと仕組みを構築していけば、ライバルの少ない市場で多くのシェアを獲ることができるのです。
超えるべきハードル
テレビのナレーターが言うほどアカウント開設は簡単ではありません。
翻訳サイトを使っても間違いなくてこずります。
テレビではくわしく説明しませんが、売れたときのお金を送金するための銀行口座も開設しなければなりません。
そうしたハードルを越え、ようやく商品の販売が許可されても、最初は数アイテムしか販売できません。それがどうしてなのかを知るために、自分で調べなければなりません。
とにかく、大変なんです。
ザックリ大きめのハードルを以下に列挙します。
- ebayアカウントの開設
- 売上金などの送金先銀行の開設
- 配送業者の確保
大きいハードルが3つありますが、これを乗り越えることができれば、あとはマイペースに商品を探しては出品するという生活になっていきます。
超えたハードルの先に見えてくるもの
コツコツ出品をしていくと売れる商品が出てきます。
次々に新しい商品を探さず、売れたら、売れた商品と同じものを補充して出品します。
そうやって、売れ筋を確保し、安定して売れるものを少しずつ増やしていきます。
こういう仕組みをライバルの少ないうちに構築してしまえれば、何年後かに1本の収入の柱になっていることは、間違いありません。
収入源を増やすことのメリット
多くの方が考えるのは、会社を辞めたら収入がなくなるという不安です。
自分のやっている仕事にストレスを抱えていても、お給料というものが足かせとなっている場合が多いのではないでしょうか。
もし、収入源が別にあれば、少しは思い切った行動に移せるかもしれません。
そういう「余裕」を持つために、今からコツコツと別の柱を育てていくことはとても大事です。
私の場合、それが「ebay」だということです。
とり組むなら、気長に、英語の勉強だと思って、少しずつやってみてはいかがでしょうか。