中学時代のバスケットボール部の先輩とSNSでつながっています。
その先輩の誕生日だったのでメッセージを送ると、気さくな返事が戻ってきて、とても懐かしい気分になりました。
それがキッカケなのか、当時の部活の先輩を何人か思い出しました。
自分勝手な私 中学時代
ふと思い出したのは…
「こっちにパスしろ!一人でやるな!」 という言葉。
私は、シュートには自信があったので、どんな時でも全部自分でシュートしていました。
そんな時に言われた言葉でした。
その時のシチュエーションは…
私の前にディフェンスが一人で、奥にはその先輩が走り込んできていました。
フリースローラインで、私はおもむろにジャンプシュートしました。
きっとシュートは外れたんだと思います。
パスをすればノーマークで先輩はシュートが打てたはずです。
今までは、シュートが入っていたから文句は言われなかったのだと思います。
シュートが外れたので、奥に走り込んでいた先輩が私に文句を言ったのです。
当時は、とても悔しい思いでした。
実は、その先輩、ハッキリ言ってシュートは下手でした。
シュートを外しても責任感が無いというか…
そんな人が奥に走り込んでいても、私の方が得点を決められると思っていたのかもしれません。
高校時代 退部とクラスマッチ
高校に進学し、バスケトボール部に入部しましたが、2年の夏に退部しました。
その後、3年の夏のクラスマッチでは、私はバスケットに参加しました。
私のクラスは決勝戦まで進みました。
中学時代に言われた先輩の注意と一緒に思い出すのがこのクラスマッチのシーンです。
このころ、私は、運動は楽しくなければ運動ではないという持論を確立していました。
やらされるのではなく、自発的に決めた目標に向かってやってこそ運動は楽しい!
そして、運動の楽しさは「得点を決める」ことだと思いました。
そのため、クラスマッチでは、たくさんのアシストパスをして、チームメイトにどんどんシュートを打ってもらいました。シュートを外しても怒らず、私がそのリカバリーをして、また、アシスト… そんな戦い方でしたが、決勝まで進みました。
中学時代、私は、シュートが楽しくて打っていたのだと思います。
自分勝手だろうがなんだろうが、バスケットボールの楽しい部分をチームのことよりも優先していたのだと思います。
チームが勝つことも大事だけれど運動は楽しいと感じる方が良い!
私はシュートの楽しさ、ゴールした時の楽しさをよく知っています。だから、クラスマッチでも、その感覚をたくさん味わってほしかった。そういう作戦で決勝戦まで進みました。
私も含め、チームメイトは、とても楽しそうでした。
クラスマッチ決勝戦にて
楽しい雰囲気のまま決勝戦となりました。
ここで、私に変化が起こりました。
今までのような戦い方では優勝できない!
みんなに順番でシュートを打たせるようにしていたのでは勝てない、私が決める!…と。
あの、中学時代の自分勝手な私がそこにいました。
仲間を信用せず、私が、私が、私が… と、全て自分でシュートを打っていました。
結果は… 負けていました。
今でも、本当に申し訳なく思っています。
チームで戦わず、楽しいシュートも打たせず、アシストもせず… そうやって自分勝手に打つ私のシュートも外れる…
結局、チームのみんなは、決勝戦という楽しい時間を味わうことなく終わってしまいました。
一人悔しがる、当時の私は、この身勝手さに気が付きませんでした。
まとめ 楽しい事が一番なんだ!
勝とうが負けようが、その時間を楽しめたかどうかの方が大事なんだ!
そんな風に気が付いたのは、ここ2年ほど前です。ずいぶんと時間が掛かってしまいました。
当時のチームメイトの皆さん、本当に申し訳ない!ここに陳謝します!
運動に限らず、仕事についてもそう考えるようになりました。
「楽しいことが一番!」という人は「次元が違う」「ステージが違う」という表現をよく使います。裏を返せば「競争に負けた人の言い訳」と表現することも出来ます。
けれども、人に何と言われようとも、私には負けたという感覚は無いので、なんとでも言ってくれという気持ちです。
本当に、楽しい!が一番なのです。
私には、与えられた環境でゼロからスタートして生きていく自信があります。だから、他人と競争して人より多くお金を稼ぐような生き方をしなくても良いのです。楽しさだけを追求して、その環境で生きていけばよいのです。
無論、人と自分を比べ、人と争うことが楽しい人は、それでいいと思います。
私は、そんな人生は楽しくないと気が付いてしまったので、極力、そういう環境から離れた生活をするようになりました。
それが好きで楽しいのだから、そのように生きていこうと思います。
時間は有限です。
その時間を楽しいことで埋めるのか、競争と嫉妬、妬みで埋めるのかは自分次第です。
この記事が、何かお役に立てたなら幸いです。