メールやネットのようにテキストデータとしてコピーのできるものなら、コピーして検索すれば「読み」「意味」といったものがたちまちわかります。
ところが、本を読んでいたり、人からもらった手書きのメモに難しい漢字がある場合、読み方がわからず、苦労するときがあります。
漢和辞典でもあればよいのですが、なかなか手元にない人がほとんどです。
そんな時、Windowsのパソコンの機能で便利なものがあります。
「IMEパッド」という機能です。
これは、枠の中にマウスで字を書くと、該当する漢字が表示されるというものです。
マウスで字を書くときは、左でクリックしたままにしてマウスを動かすことで線が引けます。左クリックを離すと線はそこで途切れます。
では実際にやってみましょう。
IMEパッドを呼び出す
IMEパッドの機能を呼び出すには以下の手順で呼び出せます。
右下に「A」または「あ」という文字を見つけます。
その「A」または「あ」の文字の上で、右クリックをします。
右クリックをすると、下のようなメニューが表示されます。
表示されたメニューの「IMEパッド」を左クリックします。
すると、以下のような小さい画面が表示されます。
これで「IMEパッド」の呼び出しは完了です。
次に実際に操作してみましょう。
IMEパッドの使い方
「可塑性」。
この漢字読めますか?
今、これをご覧いただいている方は、この字を読めなくてもコピーしてGoogleの検索窓に貼り付けて検索すれば、すぐさま答えがわかります。
この文字列を手書きのメモに渡された場合はどうでしょうか?
そんな時に、IMEパッドを起動します。
赤枠の中にマウスで文字を書きます。
マウスで線を引くには、書き出しで左クリックを押したら、クリックした指を離さずマウスをタテ、トコ、ナナメとマウスを動かします。
そして、1本の線を書き終えたら、左のクリックを離します。
それを繰り返して、ある程度線を引いていくと右に候補の漢字が表示されます。
今回「塑」という字を途中まで書いてみました。
すると、右の赤枠の中にあるように、知りたい感じが表示されました。
お目当ての漢字にマウスのポインタを合わせれば、読みが表示されます。
どうやら「塑」は、「ソ」とか「ス」と読むそうです。
よって「可塑性」は、「カソセイ」と読むのかもしれないと推測がたちます。
早速、Googleの検索ボックスに「カソセイ」と入れ、文字を変換すると「可塑性」と表示されました。ちなみに「カスセイ」では何も変換されませんでした。
あとは、「可塑性」でGoogleの検索結果を見れば、その意味や使い方まで理解することができました。
いかがですか? 便利でしょ?
ワードやエクセルと一緒に使えば、お目当ての漢字をクリックすることで、文章内に漢字を入力することもできます。併せて使えばなお便利です。ぜひお試しください。