仕事60「お歳暮の受付」編

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■ 60以上の仕事を経験した僕。

すごいでしょ?!

・・・と、自慢しても、単なる腰の落ち着かないヤツ・・・で終るのが世間。

でも、いいのだ!

きっと、何かの役に立っているのだから。

きっと、これから何かの役に立つのだから。

なにより、人生充実してる。

これだけ、腰が落ち着かなかったら、これはもはや長所。

環境適応力が優れているという事ではないか!?

・・・と、勝手に想っている今日この頃。

僕の経験した仕事を感想を含めて1つずつご紹介。

仕事内容と感想を綴るだけの大して面白くない記事ですので、お暇な時にどうぞ。

■ 大学卒業までに経験した仕事 (3/24)

お歳暮の受付

「年末のお歳暮は、何を送ろうか?」

そんなお客さまでいっぱいのダイエーでアルバイト。

実際には、そんなお歳暮を選びにこられたお客様の「接客」とお客様が購入した商品の

発送受付の仕事をさせてもらいました。

ハム、みかん、ソーセージの詰合わせ、缶詰めのセット、ビール詰合わせ、商品券、洗剤

の詰合せ、カニ、商品カタログ・・・今も当時もお歳暮の商品はさほど変わっていないか

なぁ・・・。

強いて言えば、発泡酒なんかは当時のお歳暮では贈られなかった商品。

・・・というか、発泡酒そのもののカテゴリーがない。

当時は、”ハムの人”の宣伝効果が抜群で、ハムが人気商品。

また、ハムは試食ができる。 これが良い!

いろいろ味比べして、贈る側も納得の味を送れる。

ただ、商品がたくさんあるということは、いろいろお客様を悩ませることにもなる。

そうでなくとも、ハムに絞り込むまでに、ビールにしようか、みかんにしようかと悩みます。

この時点で一緒についてきたお父さんは疲れきっています。

ようやく、ハムのカテゴリーと決まったのに、さらにハムの種類が豊富!

また、悩む。

もう、面倒くさくなったお父さんは・・・・

「好きなものを選べるように、商品券かカタログを送ろう!」

なんて、言いだします。

これが、最悪!

ようやく、ハムに決まりかけていたのに、まさに振り出しに戻る!!とはこの事。

お母さんは・・・

「そうかなぁ、その方がいいかなぁ、でも、失礼じゃないかしら・・・。」

と、始まってしまう。

カタログにはどんな商品があるのかをチェックし、目の前にある商品との比較を再度開始。

あーあ、お父さんの一言・・・墓穴掘っちゃったね。

そんな状況を目の当たりにしながら、僕は接客をする。

「やはり、”お気持ちの印”ですから・・・商品券でもハムでも良いと思いますよ。」

こんなことを言ったかどうかはさておき・・・

当たり障りのない接客でナビゲート。

迷っていたら、試食をさせ、比べさせる。

決して同じループには戻させないようにすることがコツ!

これは、おぼろげに理解していたような気がする。

このことは、今では、企画会議などで大変役に立っている。

要は、長く悩んでも良いのだけれど、前回比較した商品との比較をさせないようにする!

そうすれば、商品がどんどん絞り込まれていく。

・・・ということ。

この接客での効果抜群の決め台詞は・・・

こちらのタイプがよく売れています。」 です。

商品選びの無限ループ地獄から抜け出せます。

当時は、このコツをはっきり理解していなかったのが残念。

もっと、この言葉をバンバン使ってみれば良かった。

さてさて・・・・そんな長い接客も虚しく、

お父さん「もう、来週にしよう!来週もやってるんでしょ?!」

僕「はい、来週金曜日まで開催しています。」

お父さん「じゃぁ、来週来るよ。(お母さんに向かって言う)行くぞ!」

お母さん(何の未練もなく、お父さんの後をついて帰っていく・・・。)

女性って、今日決めなくてもよい事でも、ずいぶん長く悩める動物。

これ、この当時の僕は理解できていなかった。

理解できていれば・・・

当時、いろいろイラつかなくてよいシーンもあったのに。

そういう動物だからそうしてしまう!

ただ、それだけのことだったのになぁ。

まぁ、そうして帰って行ったご夫婦が再度ご来店することはほとんどありません。

お店の裏事情を話すと・・・

休憩室には売上げ業績グラフが模造紙に書かれて貼り出されています。

営業成績のグラフです。

競馬場のような絵に手作り感たっぷりの各部署の馬が最終コーナーを回ってきています。

1位○○、2位xx・・・と明確です。

これを見ながら休憩をして、本当に休まるんだろうか?

僕はアルバイトだったから、売上と時給は連動していませんでしたので、とーっても

気楽なものでしたが・・・

この季節、年末年始セールの売上貢献は、社員にはとても大変だったんだろうなぁ。

この仕事でラッピングの技術も身につきました。

ビールの詰合せやハムの詰合せを包み紙でラッピング。

角を合わせ、きれいにラッピング。

これは、「受付カウンター」の仕事の一部。

持ち帰るお客様の場合には、お客様の目の前でラッピングをします。

何度も失敗しました。

何度もやり直しました。

お陰で、今の商売に役立っています。

きれいなラッピングは、もらった人も楽しい気分になりますよね♪

なんやかんやで役立つことは、そこかしこにあるんですね!

以上・・・・ オノマトペ。