仕事60「プール監視員」編

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■ 60以上の仕事を経験した僕。

すごいでしょ?!

・・・と、自慢しても、単なる腰の落ち着かないヤツ・・・で終るのが世間。

でも、いいのだ!

きっと、何かの役に立っているのだから。

きっと、これから何かの役に立つのだから。

なにより、人生充実してる。

これだけ、腰が落ち着かなかったら、これはもはや長所。

環境適応力が優れているという事ではないか!?

・・・と、勝手に想っている今日この頃。

僕の経験した仕事を感想を含めて1つずつご紹介。

仕事内容と感想を綴るだけの大して面白くない記事ですので、お暇な時にどうぞ。

■ 大学卒業までに経験した仕事 (10/24)

プール監視員

ほんとうにやりがいの無い仕事でした。

実は、それが一番良い結果だという仕事。

どういうことか?

おぼれたり、怪我をしたりしたお客様がいないことがすばらしい!ということ。

だから、”やりがい“的には、やりがいの無い日のほうが良いのです。

都内の有名プールと違って、千葉の奥地の市民プール。

僕の邪な気持ちはひとつも満たされることの無い環境でした。

短パンにポロシャツ、首からホイッスル、そしてサングラス。

これで、一日中、プールの周りをウロウロ。

ビート板を片付けたり、休憩時間にお客様をプールからあがらせたり・・・

基本、自分がプールに入ることは無ありません。

真夏に人が泳いで涼しげにしているところを見てるだけ。

すぐそこにはプールがあるのに泳げない。

・・・苦悩。

期待していた目の保養ってやつも無ありません。

近所の so many many children !

色気のイの字も、なーんもないプールの監視員。

ならば、同じバイト仲間にトキメク子を探そう!

・・・・ orz。

バイト仲間は近所のおじいちゃん・・・のみ。

なぜ、この仕事をしたのか?

実は、当時、お中元のアルバイトで一緒になった女の子に頼まれたからでした。

「超、イイヨー!簡単だし、時給いいし!」

二度返事で請け負った。

(頼まれたら断ると言うことを知らない時代、純粋な僕の心の時代)

考えてみれば、そりゃ、そうだ。

従業員はおじいちゃん。

そんな市民プールに紅一点!

プールサイドにハイビスカスが咲いているようなもの。

きっと、可愛がられて、何もしなくてもよかっただろうよ。

あんたはおいしく感じただろうよ、きっと。

従業員のマドンナだもんな。

そ・こ・に・・・だ、

僕が途中で女の子と仕事を変わったら?

おじいちゃんだって、ガッカリしたと思うよ。

それ以上に僕もガッカリしたけれど・・・。

このとき、人の気持ちになって考えると言うことを学んだよ。

「どーして、俺ばかり、こんなに面白くないんだ!」

そんな風にばかり考えないで、おじいちゃんの気持ちも考える。

そうすれば、少しはおじいちゃんとも仲良くなれた。

夕暮れに、おじいちゃんとビート板を片付け、プールの周りの掃除をして、

暮れてゆく・・・夏休み。

貧乏大学生の夏休みなんて、こんなものでしょ?

・・・・オノマトペ。