■ 60以上の仕事を経験した僕。
すごいでしょ?!
・・・と、自慢しても、単なる腰の落ち着かないヤツ・・・で終るのが世間。
でも、いいのだ!
きっと、何かの役に立っているのだから。
きっと、これから何かの役に立つのだから。
なにより、人生充実してる。
これだけ、腰が落ち着かなかったら、これはもはや長所。
環境適応力が優れているという事ではないか!?
・・・と、勝手に想っている今日この頃。
僕の経験した仕事を感想を含めて1つずつご紹介。
仕事内容と感想を綴るだけの大して面白くない記事ですので、お暇な時にどうぞ。
■ 大学卒業までに経験した仕事 (24/24)
㈱富士通
高校3年か大学1年生の冬に長野県中野市の㈱富士通でお仕事をしました。
母親の”つて”で短期間のお手伝いでした。
ムリクリ、社会勉強ということで採用してもらったために・・・
特に、コレ! という仕事はありませんでした。
いわゆる、雑用的な・・・「何でもやる」というポジションでした。
力仕事や事務仕事をしましたが、一番量が多かったのはスタンプ押しの仕事でした。
出荷する商品などにつける荷札に「㈱富士通」のハンコを押す・・・だけ。
来る日も来る日も押す、押す、押す・・・。
このスタンプ押しの経験は、今でも応用が利きます。
毎日、単調すぎてキツイ仕事でしたが、キレイに早く押すために効率化を考えさせら
れました。これも段取りの勉強に繋がっていました。
机上での配置・・・
荷札の位置、スタンプ台の位置、スタンプの位置、スタンプ後の荷札の位置・・・
いかに早く正確にキレイに押せるか?
これが、自分の使命と考え工夫をしました。
100枚の荷札の束をバラして、手ごろな枚数を左手で持ち、動かないように押さえる。
そこにハンコを押す。
ハンコを押したら、素早く荷札を指でめくる。
右手ではハンコを朱肉につけては、めくられた新しい荷札にテンポよく押していく。
スタンプを朱肉に付けたら、何枚の荷札に押せるのか?
を、感覚的に覚えたら、あとは荷札を正確にめくり、正確に中央にスタンプを押す。
1日1,000枚くらい押したこともあります。
周りは大人だらけで、会話もなく静かです。
一人で黙々と、タン、タン、タン、タン・・・押していく。
もう、この思い出しかありません。
送り迎えは、マイクロバスでした。
これに乗って雪道を通勤です。
この時のバスの運転手からは、「ダブルクラッチ」という言葉と意味を教えてもらい
ました。昔のバスの運転手は、必ずダブルクラッチでギアを繋ぐ。そうでないと、エン
ストしてしまうからです。
この言葉は、僕が今でもよく使う”ウンチク”です。
大型の車を運転していた経験のあるご年配の方と話す時は、このダブルクラッチの話を
すると、本当に良いキッカケづくりができます。
ダブルクラッチとは・・・
と、書きかけたものの僕のボキャブラリーでは表現が難しいので、ウィキペディアかな
にかで調べてみてください。
まぁ、とにかく、今のオートマチック車しか運転できない人にとっては、難しい運転方
法です。マニュアル車が大好きな人は、すぐに理解できると思います。
㈱富士通での仕事は、ハンコ押しとダブルクラッチが思い出です。
しかし、この2つの経験は今でも、仕事の段取り作りと会話のキッカケ作りに生かされ
ていることに感謝です!
そして、2012年3月・・・
親戚の祖母の葬儀のときに、このアルバイトで口を利いてくださった㈱富士通の方にお
会いすることが出来ました。あれから22年以上も経つというのに、この僕のことを覚え
てくれていました!
そして、アルバイトのことも覚えていてくれました。
とっても嬉しくて、懐かしくて、両手でガッチリ握手をさせてもらいました。
・・・オノマトペ。