仕事60「消防庁地図製作 (実地調査員)」編

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■ 60以上の仕事を経験した僕。

すごいでしょ?!

・・・と、自慢しても、単なる腰の落ち着かないヤツ・・・で終るのが世間。

でも、いいのだ!

きっと、何かの役に立っているのだから。

きっと、これから何かの役に立つのだから。

なにより、人生充実してる。

これだけ、腰が落ち着かなかったら、これはもはや長所。

環境適応力が優れているという事ではないか!?

・・・と、勝手に想っている今日この頃。

僕の経験した仕事を感想を含めて1つずつご紹介。

仕事内容と感想を綴るだけの大して面白くない記事ですので、お暇な時にどうぞ。

■ 社会人になってから経験した仕事 (1/14)

消防庁地図製作 (実地調査員)

2010年・・・僕の超貧乏時代。

この仕事に生活が救われました。

僕の足と体力・・・

そのように生んでくれた母親や、いままで身体を鍛えてくれた環境に感謝。

10月くらいから開始したこの仕事・・・。

とにかく、歩く、歩く、歩く。

あの、伊能忠敬さん・・・の気持ちが少しだけわかるくらい? 歩いた。

火災があったとき、誘導する人物はだれなのか?などを、普段から役割を決めて

おくことで、万が一の火災時に、あわてずに避難ができることをパンフレットに

まとめました。まとめたのは消防庁です。

そうしたパンフレットを企業向けに発送しなければならないのだけれど、どのビ

ルに何の企業が入っているのかを調査しなければ、パンフレットを正確に発送で

きな い。

地図や名簿データを購入してドバーっと一斉に送ればいいようなものだけれど・・

わざわざ、事前にどのビルに何の企業が入っているのかを調べる。

その作業をしてから、パンフレットを送付するという手順・・・さすがお国の仕事。

税金を使いパンフレットを作り、アルバイトを雇い給料を与える。

だから、税金を適当に使えないのでしょう。

・・・けれど、どのビルに何の企業が入っているのかを調査する方がコストがかさ

むとは、誰も思わなかったのだろうか?

そういうことは、わからないんですね~。

まぁ、そのお陰で僕は超貧乏時代をしのぐことができました。感謝です。

要は、どこに何の企業があるのかを調べていくのが、この仕事でした。

どこに何の企業があるのかを、一目瞭然で把握できる地図の完成が最終目標です。

僕は、ひたすら歩いて、どこに何の企業があるのかを、毎日、地図と紙に記載して

報告します。

あとは、本部で元となる地図などと照合してデータを作成します。

さて、僕が担当したエリアは・・・

銀座、勝どき、月島、両国、浅草橋、築地などです。

銀座はビルが多く、飲み屋も多い。

そのテナントビルの1軒、1軒を確認します。

ビルの入り口にあるテナント看板をすべて書き取ります。

1日で160件くらいを書き取ります。

看板がなければ、郵便ポストをすべて確認します。

勝どきはマンションが多いエリアです。

マンションのポストをすべて確認します。

そのなかで、企業だけを抜き出します。

そして書き取ります。

月島は、小さいお店がひしめき合っています。

もんじゃ焼き・・・食べる時間などなかったなぁ。

とにかく大変!

築地も同様。

築地の場外のお店の数っていったら、はんぱないです!

それを人ごみをかき分けて、店舗のすべてを確認します。

確認しながら書き取ります。

浅草橋は問屋街。

小さなビルにいろんな企業がテナントとして入っています。

これもポストを確認して全部書き取ります。

雨の日も雪の日も、歩いては立ち止り、確認しては書き取ります。

書き取ったものは報告して、また歩く。

傘をさしながらの作業は困難極まりない。

そうして、1日、朝9:00-18:00まで・・・

どっぷり日が暮れるまで歩く、調べる。

いやーな目で見られながら店舗や企業を調べます。

見られているだけならいいけれど、説明を求められることもしばしば。

時給1,100円だったと思います。

マクドナルドの100円バーガーを2つ。

ペットボトルに付いてきたマクドナルドのジュースのおまけシールを多用して

1日200円の昼食ばかりを食べ続けた日々。

店舗や企業が少なく、調べるのが楽な地域は、お昼ご飯に困ったそうです。

僕の場合、どこにでもファーストフードはあった。

逆に言えば、それだけ大変な地域ばかりでした。

いつも200円位をポケットに入れて、歯を食いしばって歩いた日々。

この足と体力があってこそ乗り切れたこの仕事。

タフな体に生んでくれたこと、いろんなことに感謝です。

・・・・オノマトペ。