人工知能
AI、AIと、何かとAIについて話し始めると、仕事がなくなるとか、戦争が始まるとか、いろ
いろな話題があって面白い。
僕は、AIが嘘を言い始めたとか感情を持ち始めたとかいう話題が好きです。
僕の結論
結論から先に言ってしまうと、AIは感情を持つことは出来ないと思います。
機械が感情を持つことは出来ない理由
人間の行動パターンとして、こういう問いかけの時はこういう行動がありますといった行動
と言語のパターンをロボットに沢山学習させることで、あたかも感情のあるような動作や受
け答えができているように見えてしまいますが、それらは人間がインプットした情報を組み
合わせを自由に行ってアウトプットしているだけの事です。
その組み合わせを自由に行いなさいと言うのも人間がインプットしたものです。
コミュニケーションがスムーズになるとそれらを忘れてロボットが感情を持った!
と人間が勝手に決め込んでしまいます。
ロボットは命令した事しかできません。
感情とか心とかは湧き上がるものであり教え込むものではない
<武士の間合い>
本物の刀を構えた生死のかかった決闘があるとすれば、相手の間合いに一歩でも入ったら、
互いに切り殺そうとします。
「一歩でも入ってみやがれ!その時は切るぞ!」
なんて言わなくても、相手もそれを分かっていて、踏み込めません。
その踏み込むか、踏み込まないかの会話のない対話・・・
直感とかそういうものは、ロボットには持つことは出来ません。
あらかじめ間合いはどれくらいだとロボットに設定しておけば、何も言わずにその距離まで
近づいたならば、切りかかることは出来ても、間合いに入る相手のロボットは、切り殺され
ることを分かっていても、あそこまで近づいてはいけません!という命令をインプットして
おかなければ、すぐに間合いに入ってしまいます。
この会話のない対話は、気だとか殺気だとかいうもので相互になされていて、常に発信され
それを互いに読み合います。
ロボットの場合、そうした人間の行動をあらかじめ数値化してインプットしておかなければ
間合いの読み合いを演じることは出来ません。
つまり、この間合いは殺気というもので、殺気とはどんな事か、それに伴う行動はどういう
ものかをアクセスしたデータベースにインプットされていなければ、ロボットが自らそれを
殺気だと判断することは出来ないのです。
常に情報を取得し、それをアウトプットするという形態である以上、ロボットはロボット
です。感情は絶対芽生えません。
インプットとアウトプットの精度と速さが上がる事で、あたかも人間のように見えてくると
きがありますが、それは、人間が勝手にそう思っているだけです。
だからこそ重要なこと
ロボットはロボット。
だからこそ、ロボットに学習させるデータが問題なのです。
良いデータを沢山入れて、人間の役に立つロボットを作って欲しいものです。
・・・・オノマトペ。