好きな事ってどんなこと?
どんなに好きな事でも嫌な事はあります。
例えは少し違うけど・・・
好きな人とお付き合をいしていても、ケンカをするときがあるのと同じです。
それでも仲直りしてお付き合いが続くのだから「好き」ということなのです。
好きなことをするということ
「好きなことを仕事にする」と”幸せ”だとか言われるけれど、好きな事って何なのでしょ
うか? 昔からよく言われてきましたが、少し前の僕は、サッパリわかりませんでした。
27歳くらいに、ある社長に尋ねたことがあります。
すると、
「何が好きかわからなければ、気になることはすべてやってみたら?」
と、アドバイスをもらいました。
その時から、長い、長い、モヤモヤとした自分の好きなことを仕事にする旅が始まりました。
好きを仕事にすることを探して
気が付くと、実に22年も探していました。
確かに、今でも続いている仕事はあります。
ホームページ制作は長く続いているので「嫌い」ではないと思います。でも、「好きか?」
と問われれば、「嫌いではない。」という答えがピッタリきます。
気になりやれることは「嫌い」ではないにしても、60種類以上の仕事を経験しても「好き」
「無条件に好き」という仕事は見つかりませんでした。
好きと得意は違う
最近、ある本を読み、「好き」と「得意」は違うということを知りました。
その本を3回目に読んだ時、ハッキリと自分に置き換えて理解出来ました。
例えば、ホームページ制作の仕事は好きです。
でも、よくよく考えてみると、僕の周りにはホームページを作れる人がいません。というか
パソコンが苦手な人ばかりです。そのため、ホームページを作ってあげると、パソコンを巧
みに使うことを褒められ、ホームページまで作ってしまうことに尊敬のまなざしが集まり
ます。
たまたまホームページを作ることが得意で、周りには作れる人がいなかったというだけで、
僕自身の気持ちは、とても気持ちがよく、この仕事が好きと勘違いしていました。
ホームページを作ることができない人から頼られ、その要望に応えることで相手が喜ぶ。
相手が喜ぶことで、自分も嬉しい。
一見すると、好きなことを仕事にしているように思いますが、本当は、要望があるからして
いるだけで、それをすると喜ばれるからしているだけなのです。
うまく伝わらないのが歯がゆいのですが・・・・
テストで良い点を取れば喜ばれるので「勉強」をするようなものです。そして、勉強が得意
になれば、ますます喜ばれたいと思うようになり勉強をします。そこには、本来の自分が勉
強が好きかどうかという「自分の気持ち」はありません。
僕の好きなこと
いろいろな仕事をする中で、アナログ的な会社もあれば、ITバリバリの会社もありました。
アルバイトで関わる会社も人も、それぞれいろいろなタイプの人間がいました。
そうした経験はアナログな人にはITを、ITの人にはアナログをといった感じで、モノの見方
を変えるお手伝いをすることで問題が解決していく喜びを味わうことができました。
困った問題を僕の経験が解決する。
それはいろんな業界の壁を越えて通用していく。
そのうちに、困っている人を助けることに喜びを感じるようになっていました。
思い返してみると、小学校のころ下駄箱の裏に靴が落ちてしまった子の靴を蜘蛛の巣だらけ
になって拾ってあげることに先生は褒めてくれました。
褒められるからそうしたわけではなく、そうしたいからそうしただけです。
本来、僕は、そういう性分なのだと気が付きました。
だから、今でも困っている人を助けることに喜びを感じるのだと思いました。
多くの困りごとを知るために、今まで多くの仕事を経験したのだとも思いました。
いろんなジャンルの仕事を経験することで、いろいろな人の困りごとを理解し、いろいろな
仕事を経験したからこそ、そのジャンルでは出てこないような考え方でアドバイスができる
ようになったのだと思いました。
全ては、多くの困りごとを解決するために、多くの転職や仕事経験をするようになっていた!
そう考えたら、やっと好きなことを仕事にできそうだと思いました。
僕の仕事は困っている人を助けること。
ピアニスト、ラーメン屋、公務員・・・など、特定のジャンルこそ決められないのですが、
そういうものにジャンル分けされないのが僕の仕事です。
困っている人はどこにでもいます。
その困りごとを心から理解でき、アドバイスできるために、人より多くの職場で仕事を経験
してきた。それは、僕にしかできないことだと気が付きました。
「好きな事」と「得意な事」という視点で考えたことがなかったので、その区別をするのに
大変苦労をしましたが、良い発見ができたと思います。
一度、じっくり考えてみるのは、良い発見につながると思います。
・・・・おすすめです。