親父とお袋。

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何が変わったというのだろう。

根本的なものは、ほとんど変化を見せていない。

労働者の立場を良くしようと活動してきた親父だが、親父の支持する政党が政権を握った時

でも何も変わらなかった。

ただ、ただひたすらに理想を語り、仲間を作り、仕事と活動をするだけで終えてしまった

人生。充実とやりがいの部分では、親父の年齢を超えた僕から見てもすごいなぁと尊敬する。

しかし、親父の自己満足・・・やりきった!というものを除けば、親父の活動で何が変わっ

たというのだろう。

時代の流れというものでわずかな働き方改革というムーブメントが起きているが、それは終

身雇用が脅かされている事で起きた自然の流れと考えるならば、親父の活動が影響を与えた

とは言い難い。

もしかすると、親父はそういう時代になると警鐘を鳴らしていたのかもしれないが、支持す

る政党は何もできず、政策すら立ち上げることができなかった。

そういう親父の人生を見ていると、政治家っていうのは食っていくための仕事としか見るこ

とができない。

国民を心配するのが仕事であり、どのようにするのか、どう導くのかの施策が国会を通ろう

が通るまいが関係ない。発言することが仕事だという風にしか見えてこない。

政治家に親父のような熱量を感じられない。

母親は、選挙に行かなければ何も変わらないと言う。

確かにそうかもしれないが、本当に何がわかるというのか・・・。

僕が成人してみてきた限りでは、20年以上、何か労働者にとって良い変化は何もない。

というか、どんどん悪くなっていると思う。

一方、政治家は一般労働者の何倍もの年収をもらっていて、どんどん世間と気持ちがかけ離

れていく。

与野党ともにそうだから、そうしたもの同士が国会で議論をしても世間に寄り添った施策な

ど生まれるわけがない。

そうした政治に投票する意味があるのだろうか?

親父の年齢を超え、親父の分まで生きようとする僕は、この先何をすべきなのか?

少なくとも政治に関心を寄せることはないだろう。

・・・・オノマトペ。