こんにちは ”仕事つなげて、増やしてく。” の 碓井(うすい)です。
僕は長年IKEAで購入したキャスター付きの椅子を使用しています。椅子も3年ほど使うと、キャスターのウレタン部分がボロボロです。5個のうち4個がそういう状態。交換しようと思います。
しかし、ネット通販では、キャスターだけでも結構な値段がします。IKEAでは部品だけを販売していません。椅子に合ったキャスターを見つけて、何とか交換するまでをまとめてみました。
自分の椅子に合ったキャスターを見つける
長年の使用でこんな状態に
IKEAで購入した椅子のキャスターがボロボロ。
キャスターのゴム(ウレタン)がとれてしっています。
もはやこの状態では、床をコロコロと転がってくれません。
交換部品「キャスター」の探し方
「キャスター」と検索
キャスターだけ交換できれば、出費も安い!早速、ネットで「キャスター」と検索しました。
しかし、楽天では↓こういうキャスターばかり。
「椅子 キャスター」と検索
ならば、「椅子 キャスター」と検索してみました。
・・・ヒットはする。しかし、種類は少なく、値段が高い!
5個買ったら、購入した椅子の半額にもなっちゃう。
新しく椅子を買ったほうが・・・・よいのだろうか。
「チェア キャスター」と検索
次に「チェア キャスター」と検索すると、初めて納得の検索結果が表示されました。
安くてリーズナブルな商品があります。
この中から選ぼうと思いましたが、果たして自分の椅子に合うのかどうかが問題です。
ひとつづつ商品ページを開き確認します。安いものから順番に商品詳細を確認します。
しかし、商品スペックの掲載ページが少ない!
これでは、僕の椅子に合うものかどうかを判断できません。
椅子の型番までは書かれているですが、自分の椅子の型番なんて知っている人は少ないと思います。
僕の椅子の「キャスター」のスペックを調べる
なかなか、スペック掲載のページが見つけられません。
気分転換に自分の椅子のキャスターのスペックを調べてみました。
要は、キャスターを交換するわけなので、椅子の穴の大きさとキャスターのシャフトの直径と長さが適合すればよいのです。
穴の大きさを「適応穴直径」、穴の深さは「シャフト長」として表現するようです。
そこで、先ほどのボロボロのキャスターを椅子から抜いて、穴の直径を測ってみました。
すると、直径穴は11mm~12mmくらいでしょうか。
そして、この穴に鉛筆を深く差し込み、止まるところで印をつけました。
抜いた鉛筆の端から印をつけたところまで測ると、5cmほどありました。
つまり、シャフト長は5cmくらいまで適応できるということです。
交換できる商品が見つかる
商品スペックが掲載された商品ページがようやく見つかりました。
そこに掲載されたキャスターは、以下のように書かれていました。
●適応穴直径:11.12mm
●シャフト長:26mm
僕の椅子の直径穴は11mm~12mmです。
このように書かれているということは、この商品の適応直径穴よりは少し大きいです。
しかし、誤差は1mm以下です。
大丈夫でしょう、きっと。。。(これが、あとで後悔することに・・・。)
シャフトは5cmまで入る深さがあるので、26mm(2.6cm)なら余裕で大丈夫です。
この時は、この商品で大丈夫だと判断しました。
最安値を見つける
詳細スペックが掲載された商品ページには、キャスターの商品型番が載っていました。
次は、その型番で検索してみます。
結果的に、検索結果の中から一番安いものを選びました。
[wpap service=”with” type=”detail” id=”B00008B9MS” title=”サンワサプライ OAチェア用ウレタンキャスター SNC-CAST”]
楽天に注文の際は、スマホから注文した方がポイントがお得です。
よって、スマホから注文しました。
ボロボロのキャスターを交換するまで
誤差の範囲だと妥協して、最安値のお店から届いたキャスターがこちら。
そして、はめてみる・・・・orz
・・・合わない。
落胆しつつも、方法を考えます。
シャフトを削り細くするか、シャフトを差し込む穴をリューターで少しだけ削り穴を広げるという方法を思いつきました。
しかし、その前に返品という気持ちもないわけでもない。。。
返品できるか購入先に電話してみる
「こちらの都合なので、送料やら振込手数料は負担するので返品させてください。」
と、購入先にお願いをしてみました。
『開封済みのものは返品を受け付けない』
と、望みが断たれました。
開封せずに、どうやって合うか合わないかを調べるのか?
腹も立ったけれど、この商品ページを見ると、キャスターの対応機種が掲載されている。
そこには、もちろん、僕の椅子の型番はない。
これは、僕がいけなかった・・・オークションで売ってしまおう。
一度開封したものを丁寧に再梱包してオークションに出品です。
シャフトもしくは差し込み穴を加工する
返品できないのだから、思いっきり加工しても良いと思ったけれど・・・キャスターのシャフトの加工には時間がかかりそうだと判断しました。シャフトの差込口の穴の加工であれば、リューターで簡単にできそうです。
しかし、穴を削り広げすぎると、シャフトがゆるゆるとなり、椅子そのものがダメになる危険性があります。
そこで、ある方法を思いつきました。
それは、IKEAにキャスターが無いかを確認することでした。
なぜ、これを最初に思いつかないのか? つくづく、残念な頭だ。
IKEAに確認
しかし、IKEAのホームページを見ても、僕が使っている椅子の写真はありませんでした。
・・・古いのかな。
そして、キャスターだけの別売りもしていませんでした。
きっと、多くの人は、こういう場合、椅子を買い換えるのでしょう。
でも、買い替えをしない人たちは、どうしているのだろう?
どうしているのか不思議だったので、IKEAに電話をしてみました。
すると、各店舗には部品など自由に持って帰っていいコーナーがあるそうなのです。
そこに自分の椅子に合う部品があれば、無料で持ち帰り、各自で修理をするそうです。
ただ、僕の椅子に合うキャスターがあるかどうか分からない。
合うキャスターがないかもしれないのに、各店舗を巡るほど、僕は暇ではない。
そこで、無理を承知で、電話口のオペレーターにお願いをしてみました。
「各店舗の無料持ち帰りコーナーに、僕の椅子に合いそうなキャスターがあるかどうかを、調べていただくことは可能でしょうか?」
すると、驚きの・・・「OK!」でした。
今、IKEAのホームページに掲載されている椅子の中で、どの椅子のキャスターが、自分のものに近いのかを、オペレーターには待ってもらい、IKEAのホームページをチェックしました!
僕の椅子と同じような椅子を見つけると、見覚えのあるキャスターが付いています!
これが、僕の椅子に本当にピッタリ合うのかわかりませんが、最後の望みをかけて、この椅子の品番をオペレーターに伝えました。
オペレーターは僕の伝えた椅子の品番から、キャスターだけの別売りはしていない事を確認してくれました。そして、各店舗の無料持ち帰りコーナーに、この椅子の品番に合うキャスターが5個あるかを問い合わせしてくれました。
願いを託し、電話を切ってから約5分、オペレーターから電話がかかってきました。
「品番の椅子のキャスターが5個無料コーナーにあるそうです。」
と、嬉しい連絡がありました。
あったことも嬉しいのですが、5個揃っているというのが感動ものでした!
前述の通り、僕の椅子は古く、このキャスターが適合するかわかりません。
けれど、IKEAで扱っている椅子の部品ならば、僕もIKEAで買った椅子なのだから、適合する確率は高い!と思います。
ちなみに、自由に持ち帰ってよい部品コーナーにある商品は、破損品ではありません。つまり、中古品ですが、ジャンク品ではないということです。
店舗に取りに行く電車賃を考えたら、送ってもらった方が時間もお金も節約できるので、そのキャスターを送ってもらうことにしました。
商品代金は0円、送料だけ自己負担。代引きで送ってもらえることになりました。
こんなサービス、知らなかった!僕は、IKEAの対応に、ただただ感心しました。
もし届いたキャスターがダメなら、いよいよ椅子を加工しようと思います。
IKEAから届く!
キャスターが5個で0円。代引き手数料と送料で合計756円。
最初から、IKEAに確認すればよかった。
とはいえ、このキャスターが、僕の椅子に合うのかどうか・・・?
それにしても、これが中古品?とてもキレイです。
ドキドキ・・・・
ドキドキ・・・・
ジャジャーン!!
ピッタリと合いました!
IKEA、ありがとう!
スイスイ、くるくるーっと、快適になりました!
まとめ
IKEAのホームページでは、椅子の部品は販売していません。
しかし、あきらめずにIKEAのカスタマーサービスに連絡をしてみましょう。
各店舗には、どうぞお持ち帰りください(無料)コーナー(仮称)があります。
探している部品があるかどうか、各店舗のそのコーナーに、カスタマーサービスのオペレーターさんが、あなたの代わりに問い合わせをしてくれます。
※品番を調べることを忘れずに
検索結果は折り返し電話があります。
もし、部品が見つかれば、部品代金は0円。送料と代引き手数料だけで届けてくれます。
諦めずに、IKEAの神対応に最後の望みを賭けてみましょう!