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⇒「応援」とはおこがましいいけれど、何かできないかなと思い作ってみました。
また、これは僕の心の中に少しの売名行為が無いと言ったらウソになるけれど、なにかできることをして差し上げたいという気持ちの方が勝った結果、こういう行動をとらせていただきました。
必要に応じたカッコつけとは言い訳に過ぎないが
そういえばさぁ、せっかく本を読むんだから、感想などをブログにまとめたらいいじゃん!と、思い立って「挑戦・読書1,000冊」なんていうカテゴリを立ち上げ、読書を始めたのだけれど、ガンガン読もうとすると、自宅以外でも本を読むことになるわけ。
これはちょっと恥ずかしい。
実は、ブックカバーなんていうのを持っていないから、タイトル(背)を見られると、何の本を読んでいるのかわかっちゃうのね。
これ、立って電車に乗りながら読む場合、座っている人からはタイトルが丸見えで、コイツこんな本読んで、悩み抱えてるのね・・・なんて、一目瞭然!
・・・だから、恥ずかしい。
屋外読みの今までの恥ずかしさ対策と例外
そんなんだから、僕の場合、本の表紙を裏返しにして本を包む。こうすると、まっ白な紙に包まれた本となるので、先ほどのような恥ずかしさは無くなる。
しかし、1,000冊を読むとなると自分ではどうしようもなくなると考えた僕は、人のすすめた本も読もうとして、周りに声を掛けたわけだが、僕の周りの人間は、とても優しくて何冊も自宅から本を持ってきてくれる。
これはこれで、大変ありがたいのだけれど、表紙を裏にして本を包むことができない。やはり、それをやると、表紙の折り目が痛み、破れてしまうからだ。一度、せっかくお貸しいただいた本の表紙を破った状態で返すことになり、とても心苦しかった。ご本人は許してくれたけれど、もし逆の立場なら、僕は、少し悲しくなっていたと思う。
やはりブックカバーは必要だ
そう考えると、ブックカバーが必要になってくる。
いろいろネットで検索すると、色んなデザインのブックカバーがヒットしてきて、素材も色々。見ているうちに革のものがかっこいいと心惹かれたけれど、高いので躊躇してしまった。
では、自作だ!と思い立ったけれど、道具を揃えたら、そこそこの革のブックカバーが買える事に気が付き、道具なしで革をボンドで貼るだけではどうかと試案しているうちに、面倒臭くなってしまった。
それから数日間、ブックカバーを自作する事が頭から離れず、自分の中の自作意欲が低下していない事に気が付いた。
やはり、作りたい。けれど、革はやめだ。面倒だし、デザインに飽きたら、また作らなくてはいけない。そして、本には色々なサイズがあり、その都度、作るとなると、そこまでの情熱はない。とはいえ、ブックカバーが無いと人の本の表紙を痛める。
そうした自問自答から、デザインに飽きたらすぐに作りなおせて、本のサイズが変わってもすぐに対応できる「紙」でブックカバーを作ることにした。
ブックカバーをどうやって作ろうか
どこかのクラフトペーパーや商品の包装紙で作れるのだけれど、本を並べた時にデザインの統一性が欲しい場合、同じ包装紙が手に入らない可能性もある・・・。そう考えた結果、「紙」に自分の好きなデザインを施し、それをひな形にして、必要に応じてプリントするというのが一番良いという結論に達した。
ブックカバーのダウンロードサイトにて
さて、そうなるとまずネットでそういうテンプレートが無いかどうかを検索してみるわけだけれど、なかなか見つからない。いや、たぶん見つけ方が悪いのだと思う。
僕の場合、すでに出来上がったデザインをプリントするというのではなく、自分の気に入った文字やイラストを自由に描いて、それをブックカバーにしたいのである。そうなると、多くのブックカバーデザインを提供しているサイトはPDF形式なので、編集ができない。
編集のできるブックカバーデータがないなら作るしかない
編集のできるデータと言えば、汎用性を考えるとエクセルかワードで作られたものが良い。すでに寸法は決まっていて、そこに自分の好きなデザインを施すことでオリジナルのブックカバーが完成するような、エクセルカワードのひな形が欲しい。
そうなると、途端にそうした自作ガイド的なサイトが見つからなくなる。難しい調節のところは人様のものを利用しようとする僕の考えが甘いのだ・・・。早く印刷してブックカバーを使いたいというはやる気持ちを抑え、ここは、最初から自作をしてみようと思う。
皆さんもお使いください
こんな経緯(いきさつ)があり、作ったものをダウンロードできるようにしたわけです。どうぞ、気に入らないイラストや文言は消していただき、そこに画像やテキストを配置して、自分のお気に入りのブックカバーを作っていただけたら、僕の苦労も報われます。
ダウンロードは、一番上と下にリンクを張っておきました。
さて、とはいえ、本にも色々な種類があることをブックカバー作りの過程で知ることができた。冒頭の「恥ずかしさ」と「痛み」が発生する本は、持ち運んで場所を変えても読める本であるから、そういった本の寸法を調べなければならない。
本のサイズ(寸法)
本にはだいたい以下のような大きさの種類があり、ページ数によって厚みが変わってくるものと思われる。厚みが変われば、当然、巻きつけるブックカバーの長さも変わるわけだが、その辺は、各個人で余白を広げたり、狭めたりして調整をいただけたらと思う。
さて、世の中にある本の大きさはというと・・・
この図では文庫本のサイズは「105mm x 150mm」となっているが、一般的には「A6規格(105×148mm)」が採用されている。しかし、厳密には、出版社によって縦の長さが微妙に違うという。横は105mmで統一されており、縦は以下の通り各社バラバラ。
- 縦が148mmなのが、講談社文庫
- 縦が151mmなのが、新潮文庫、文春文庫
- 縦が152mmなのが、集英社文庫
こういう塩梅なので、上にズレても下にズレても2mmという間(あいだ)をとって「105mm x 150mm」としているのだろう。
ちなみに、主だったサイズと本の種類は以下の通り。
- A5判 学術書・文芸雑誌・総合雑誌・教科書など
- B6判 単行本など
- A6判 文庫本
といった感じ。
どのサイズのブックカバーを作ろうか
で、どうだろう・・・持ち歩く本のサイズからいえば「A4」以外となるだろう。「A4」の本なんかは重いし、疲れるから自宅で読む・・・となれば、恥ずかしさもへったくりもないわけなので、ブックカバーは必要なし。
「B5」もいっか。この大きさも持ち運んで読んだりしない。大体が、ポケットに入る大きさが限度だと考えれば、「A5」「B6」「A6」の3種類もあれば十分じゃないか。少なくとも、今の僕には。
ただ「A6(文庫本)」だけは縦の最大値152mmが入るように、少し大きめでつくらなければいけないということが分かった。というか、上図のサイズは、あくまでも「本」のサイズだから、それに対して1mmか2mm程度大きめに設計しておかないと本を包めない。
実寸が一番ということで、念のため、これから読もうとしている「本」のサイズを測り、一番多いサイズからブックカバーのひな形データを作ってやれば、僕の満足度もかなりアップする。
ブックカバーのひな形製作開始
早速、取り掛かる。
エクセルはたいていの人が標準で持っているソフトだし、個人的にはワードより使い勝手がいいので、エクセルで作ろうと思う。
ちなみに、本には色々な部分名称がある。面白かったので、話しついでに紹介をしておこうと思う。
《本の名称》
①天 (てん)
本を立てた場合、上側になる切り口のこと。天を金色に塗ったものを「天金」・色染めをしたものを「天染め」といいます。
②小口 (こぐち)
本を閉じて見えるページのサイド部分で、一般的には、前小口だけをさします。本来は本の「のど」以外の3方の辺のことをいい、上の小口を「天」・下の小口を「地」・のどの反対側の小口を「前小口」といいます。
③地 (ち)
本を立てた場合、下側になる切り口のこと。
④表紙 (ひょうし)
本の中身を保護するための外装。開きはじめの側を表表紙(おもてびょうし)、反対側を裏表紙といいます。
⑤背 (せ)
本の閉じてある方。タイトルが書いてある部分のこと。
⑥のど
表紙と見返しの接するところ。本の中身が背に接する部分。
⑦見返し (みかえし)
表表紙(おもてびょうし)の裏側で、表紙の次の印刷のない紙。一般的には表表紙・裏表紙の内側に貼り付けて、本の中身と表紙をつなぎ合わせている「見返し紙」のこと。表紙と本の中身を張りつける「力紙」(ちからがみ)・「きき紙」と、表紙に貼られていない「遊び紙(遊び)」とがあります。
⑧扉 (とびら)
見返しの次にある題名や著者名、発行所名などが書いてあるページ。2ページに亘っているものを「見開き扉」といいます。上質紙を用いて本文と区別しているものもあります。
⑨平 (ひら)
本の表紙のたいらになっている部分。一般的に表紙の平には書誌事項(タイトル、著者、出版社など)が書かれています。書店で見られる「ひらづみ」は表紙の平を上にむけて積んでいるということです。
⑩函 (はこ)
本につける箱のこと。いわゆるケース。
⑪カバ
カバー。本のジャケットのこと。
⑫スピン
しおり紐のこと。
話しは元に戻して、とりかかろう。
まず、読みかけの本の表紙をとり、その表紙の寸法を測る。
というか、エクセルでブックカバーを作る方法を詳しく写真入りで説明する必要はないのか・・・だって、僕の作ったエクセルをダウンロードして、自分なりにカスタマイズしたり、そのまま印刷すれば、「A5」「B6」「A6」サイズの本用のブックカバーが出来上がるのだから。
僕の苦労を理解してもらって、少しだけ有難られたいので、ちょっとだけ作り方を説明すると、これはもう、アナログの世界で、表紙カバーを定規で測り、セットする用紙のサイズに対して、余白をcmで設定するのです。
例えば、文庫本なら、表紙をはぎ取り、表紙が折り返されている2か所の間を測る(背表紙の折り目じゃないよ)。文庫本なら、22.3cm。本の厚みによっても変わってくるので、実際に測る。まぁ、22.3cmなら少し余裕を持たせて22.5cmとすればいいと思う。
今度はプリンターにセットする用紙だけれど、僕はB5用紙をセットしたので、B5は長編が25.7cm。ここから22.5cmを引くと3.2cm。これを左右の余白にすると、左1.6cm、右1.6cmの余白を設定すればよいことになる。
ものは試しと実際にやってみたら、本に表紙、その上にブックカバーという状態になるので、結果的に左右の余白は1.35cmがちょうど良かった。
文庫本は、縦が最大で15.2cm。B5用紙は短編が18.2cm。ここから15.2cmを引くと3cmだから、上下の余白はそれぞれ1.5cmなんだけど、実際にやってみるとそれぞれ0.75cmがちょうど良かった。そして、ヘッダーとフッターは0cmにしておいた。
ブックカバーのエクセルデータひな形の完成
そうして、それなりのブックカバーになった。あとは、折り曲げ線を引いたり、イラストの位置を微調整して完成。表紙の付いた状態の文庫本が綺麗に入ってくれました。
ね、いろいろ面倒でしょ。
だから、自作しようとせず、自分の持っている本にあったサイズのエクセルデータをダウンロードしてくれれば良いのである。イラストなどが気に入らなければ、カスタマイズして使ってもらえればよい。
使用する用紙だけれど、白紙の用紙だと本の表紙が透けて見える場合もある。それは、ちょっとダサい。できれば、茶色などの落ち着いたものがかっこいい。
僕が用意したのはこれ。これは文庫本用ブックカバーとして用意しました。B5サイズ。
カッコいいでしょ?
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せっかくだから、ブックカバーには本についての情報を書き込めるようにした。
- 読み始め・読み終わりの日付
- 感想
- U・S・A・Tの文字とチェックボックス
U・S・A・Tの意味は「U(売る)」「S(捨てる)」「A(あげる)」「T(とっておく)」という分類を、本を読んだ後にチェック印をつけておくことで、断捨離の時に役立つのではないかと思い、配置した。
作っている間は楽しかったなぁ。
さぁて、ブックカバーをはめて読書開始だ。
<ダウンロード>
ダウンロードして印刷したブックカバーに、WEBサイトの宣伝が掲載されているなんていう野暮なことはしません。どうぞ、そのままでもいいしカスタマイズして使ってもいいし、ご自由にお使いください。商用場合は、一言、声をかけてくれればうれしいです。
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用紙はB5で設定してあるので、B5用紙を用意して、印刷するときも用紙の設定をB5にすること。
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A4用紙も作ってみました(2019.2.16)
当初・・・
- A5判 学術書・文芸雑誌・総合雑誌・教科書など
- B6判 単行本など
- A6判 文庫本
を用意する予定だったが、「A6」しか用意できなかった。理由として、ウチのプリンターはA4サイズまでしか印刷ができない。よって、A4用紙で作るサイズのブックカバーが対応できる本のサイズまでのひな形を作ることにした。
とはいえ、自分が持っている本以外のひな形まで作っておくという時間もない。一応、自宅に平積みしてある本を片っ端から引っ張り出してみたら、圧倒的に四六判サイズが多い。四六判サイズのブックカバーを作るには、A4用紙では少し厳しい。
結果的に、文庫本用のひな形しか提供ができないということになってしまった。
こんなもんでもよかったら、お使いください。
僕は、どんな本を読んでいるのかを他人からはみられたくないので、背表紙のところにはタイトルを入れない。そのため、そのガイドとなる背表紙タイトルの位置の目印は付けていない。どうしてもタイトルを入れたいのであれば、ご自身で調整されたし。
印刷とブックカバーの付け方
クラフトのB5用紙に印刷してみた。周囲に折れ線用の線が入っている。画像データや文字テキストはすべて削除可能なので、余白の設定部分さえいじらなければ、このデータをもとにオリジナルの文庫本ブックカバーが完成する。
今回は、この本を包む。
まず、周囲の線を山折りにする。印刷面を下にすると折りやすい。
上の写真のように折る。
全部折ったら、片方ずつ本を入れていく。
両方入ったら、本を閉じて、背表紙の丸みに添ってブックカバーを本になじませるようにさする。
なかなか良い感じ。
さて、これで、「恥ずかしさ」と「表紙の痛み」の悩みから解放される。
よかった、よかった。
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