参考になるかどうかはわかりませんが、読んだ本の感想などを書いています。
結構、好き勝手なことを書いています。ネタバレもあります。
40代後半まで読書嫌いできた私ですが、2018年9月に読書を始めました。
そんなきっかけはこちらです。
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2024年1月19日に、私の不注意からブログのデータを全部消す!?という失態を犯してしまい、なんとかデータの復旧はできたものの投稿日時がすべて”2024年1月19日”となってしまいました。
読了本だけでも読んだ順番ごとに並ばせたい!
…と、架空の投稿日時を登録しながら、記事の並べ替えを行いましたので、記事の投稿日と「読了日」が違うこともありますがご理解ください。
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せっかくの機会なので、過去の記事に対しての「てこ入れ」および「読書感想などの追記」を行っています。
読書ノート
タイトル名:知の旅は終わらない 僕が3万冊を読み100冊を書いて考えてきたこと
著者:立花隆
読了日:2020年3月22日
全体的な感想
興味を持ったことは、その根底に流れるものは何なのかを理解することが重要だと教えられた1冊です。バックボーンを理解して初めて、今興味を持っていることが本当に理解できるということです。
取材において、相手を知るためには、その研究分野はもちろん、そのバックおーんを知るために本を何十冊も読み込む。そうしていれば、否が応でも3万冊という膨大な読書量になってしまうのは必然に思えるが、だからといって、それが出来るかといえば私にはできない。
興味を持ったことでも、その奥の奥まで紐解こうとするうちに、興味がそれたり、そのこと自体に関心を持たなくなってしまうからだ。
この本は、彼の自伝であり、会話をしているような感じで読めるような優しい部分もあるけれど、それとは逆に、読み飛ばしてみたくなるほどの難しい部分もある。
それは、彼の興味を持ったことに対して、私自身が興味のあることは『なるほど!』と読めるけれど、全く無関心な話題はサッパリ頭に入ってこないといったような、まさに実際の人間関係を、そこに縮図されているようです。
全体的には、彼の知識の一部分だけを浅く掘り下げたような内容の羅列なので、ポンポン話が飛んでいるような感覚に陥ります。
難しい話が続くときは、読むことに疲れる時がありました。
それでも、読んだ方が良い1冊だと思います。
ひとつだけ良かったところをあげるなら
42ページに「今の僕の読書は上すべりのものであるかもしれない。然しそれが故に無駄であるとは決して思っていない。」という文章が出てきます。
これだけ本を読む人も、一度では本を理解しない・・・というより、彼の頭の中で本を読むならしっかり理解しなければいけないという使命感と、そうであったとしても一度では理解しきれないところへのもどかしさがあるように感じました。
少し似ている親近感を持ち、読み進めると、次に「ママ解らない所があっても、この次読む時には理解できる様になるだろうし、それでも解らない時には又その次に解る様になるだろう。やがて・・・」という文章が続きます。
私には、解らなくてもいい、それが当たり前。しかし、もう一度読めば、解る様になるし、さらに読めばもっと解るようになる。だから、一度で解らなくても卑下しなくても良いし、何よりも読み返し理解を深めることが重要であり、読み返せばいいんだよと教えられたような気がしました。
これは、私の1,000冊まで読もうとする、励みになりました。
きっと私の場合、これを理由に、理解できずに斜め読みすることを正当化して、きっと、二度と読まないことも良しとしてしまうような気もするが・・・。そういう本は、あとで読み返そうという気持ちを少しだけ持っていようと思います。
まあ、気に入らない、興味がない本は読み返さないと思うけれどね。
彼も、興味のあることを掘り下げるのだから、まさに”興味があることは”というのがキーワードになりそうです。
117ページの文学というものについての文章が出てきます。とても解りやすいです。
思想的浮気のすすめの中で294ページはとても重要だと感じました。
あと、402ページ~ 死の直後に衰弱した脳が見る「夢」に近い現象が臨死体験だと書かれており、最後にいい夢を見るために気を付けること・・・が、お茶目でした。
最後に良い夢を見ようとする意識は、死ぬのが怖くなるような手助けにもなり、私に安堵にも似た気持ちが少し生まれました。
ひとつだけあげるには難しすぎる!
だから、特に感動した部分だけをピックアップしました。
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