単純な性格なので、片付けの本を読むと片付けをして部屋をきれいにしたくなります。
一気に棚から荷物を引っ張り出し、「いる」「いらない」をやり始めると、途端に部屋や机が余計に散らかります。
けれども、これをしないときれいに片付かないのだから仕方がありません。
さすがに、アルバムを見始める、本を読み始めるといった初歩の罠にはハマらなくなりました。私も、結構、この罠にハマって、片付けが長引く傾向にありました。
私が気が付いた罠
「いる」「いらない」をやってものを片付けていると、だんだんきれいになって行く棚や机に
嬉しくなります。
スッキリと使いやすい場所(部屋や机の上)になり始めると、これはここ、あれはここ!といった具合に、少し空いたスペースにちょっとしたお土産などを飾り始めます。
そして、きれいになった部屋を見て満足したのち、ごみの量を見ると、ごみが少ないことに気が付きます。
これが罠なのです。
基準とすべきは「いる」「いらない」であり、かっこいいかどうかではないのです。
収納とはモノを隠す場所ではない
目の前にある収納は、頻繁に使うものを置きます。
頻繁に使わなくても、年に数回は使うものは、すぐに手が届かなくても良い収納スペースにまとめます。
1年以上使っていないものは、捨てます。
捨てる前にオークションやメルカリ箱を作って出品し、一定期間出品して売れ残ったら捨てるというルールを作っても良いと思います。
そうすることで、すぐに手の届かない収納スペースにある「いらないもの」を捨てることができます。収納スペースはいらないものを置くスペースではなく、少しでも使うものを置く場所です。
ここを間違えてはいけません。
捨てることに弾みをつける
捨てようかどうか迷うものがあります。
いつか使うかも? いつか値上がりするかも?
そういうものでも、これまで一度も使わなかったものは、きっとこの先使いません。
そういうものを1つ、思い切ってごみ袋に捨てましょう。
これが、基準線となります。
あれがいらないなら、これもいらない!
そんな風に仕分けのスピードに弾みがついてきます。
そうやって、必要なものだけを残し、使用頻度の多いものだけを机の収納に入れます。
使用頻度の少ないものは、別の部屋の棚などの収納に入れます。
空きスペースが生まれる!
ぎっしり詰まっていた机の棚がスッキリしました。
普段の私なら、空いたスペースに置物を配置して飾っていましたが、今回はそれもなしです。
殺風景にポンと空いたスペースでもそのままです。
このスペースは、ちょっとしたものを一時的においたりすることに役立ちます。
そうやって、空いたスペースを空けておくと、とてもゆとりがあるように感じます。
少し作業をして汚れたら、すぐに片付けようという気持ちになります。
これが本当の片づけというものなのだと思います。
キレイを持続させるために
購入するときには、その商品が本当に必要かを自問自答する。
購入するときは、代わりに何かを捨てる。
本は、必要なところだけスキャンをして保存し、あとは捨てるか売ってしまう。
これが継続できるようになったら、もっと整理整頓をして暮らしやすい部屋にしようと思います。今はまだ机の上とその周辺だけがきれいになった状態です。それでも、とても使い勝手がよく気分が良いので、掃除・片付け・整頓が好きになってきたようです。
これも「本」のおかげです。