大人になると、相手の気持ち・立場というものが分かるようになってきます。
つらいのは、幼少~大学くらいまでの出来事を思い出すときです。
長く生きてくると、それなりに思い出も蓄積されてきます。
そのため、町の香りやちょっとしたことで昔を思い出す機会が増えます。
良い思い出ばかりではありません。
友人ともめたことなど、相手がいて悪いことを思い出したときが、とてもつらいです。
ようやく「人の気持ち」「相手の立場」が推測できるようになってからのこういう思い出は、あの時の相手の気持ちを推測することができてしまいます。
相手の気持ちなどお構いなしに浴びせた言動は、今頃になってつらさを連れてきます。
私は、こういうことがあると謝ることにしています。
言われた相手は、何のことだか忘れていることがほとんどです。
もしかしたら気を使って、そういうフリをしてくれているのかもしれません。
そうやって、相手が許そうが許すまいが謝ることで、詫びたという行動が結果として残ります。
このことは、どこかで自分の気持ちをスッキリさせてくれます。
謝れるうちに相手に謝り、これからの人生、少しでもきれいな気持ちで過ごせたらと思っています。