トラブル発生したって平気!
仕事でトラブルが発生した時、あなたはどうしますか?
そのトラブルが自分に起因するもの、チームのメンバーに起因するもの、会社全体に起因するものといろいろありますが、多くの方は、まずトラブルの解決を優先すると思います。
なかには『どうして!?だれがこんな事したのよ?!』と、先に責任の追及やトラブルの発生源を探そうとする人がいます。
こういう人は、そんなことをしている間に火種はどんどん大きくなるということを理解できない人です。
話をテーマに戻しますが、もし、あなたが自分以外の起因でトラブルが発生したとしても、トラブルの解決を一番に考える人でしたら、その優しさを自分にも向けましょう!というお話です。
トラブル解決を一番に考えられる人というのは、トラブルの責任の追及や発生源を突き止めることは二の次です。言い換えると、そういうことに関しては、わりと寛容な人なのです。
ところが、もし自分起因のトラブルだとしたらどうでしょう?
落ち込んだりしていませんか?
まずは、トラブル解決優先で火種を消した後、長くそのことを引きずったりしませんか?
そういうことをやめましょう!と言いたいのです。
反省は大事ですが、人に対して行っているような「寛容さ」を自分に向けても良いのではないでしょうか。
『トラブルは解決したんだし、次、気を付けようね!』と、他人にとる態度を自分にも行ってください。他人に優しく、自分に厳しくなんて「自分」がかわいそうです。
他人と同じ対応を自分にもしてみてはいかがですか。
イライラしない
自分に厳しい人は、気を利かせることも得意だと思います。
どうしたら喜んでもらえるかを見抜く力が他の人よりも優れていると思います。
気を利かせることでイライラすることを発生させることがあるのです。
本来、相手を思いやる気持ちから出た行動ですが、だからこそ、それが受け入れられない時に『どうしてわからないんだ?良かれと思ってやったのに!』となってしまいます。
自分を大切にするのなら、気を利かせないこと。
気を利かせることの心理的な裏には「承認欲求」も少なからずあると思います。
『こんなことに気を利かせるなんて、私って素敵!ね?そうでしょ?!』
と、まぁ、こんな気持ちがあります。
この気持ちに対して、相手が「ありがとう!」と受け取ってくれれば報われるのですが、「どうせ気を利かせるなら、もっとこうしてほしかった!」なんて言われたら、一気に怒りが爆発しそうです。
”せっかく気を利かせたのに、なんだい!その態度。
もともと、何もしなくても良かったところ、あなたのことを思ってやってんだぞ、こっちは!”
と、まぁ、こういう状況になりがちです。
それが嫌なら、気を利かせないことです。
もしくは、相手によっては気遣いを受け取れない人もいると承知のうえで気を利かせることが大切です。
そうすれば、自分の善意が踏みにじられてもイライラしません。
はじめからそういうことを想定しておくことはとても大切です。
例えば、こんなことが起こります。
宅配便が届き、それを受け取った人が自分の荷物ではないので、玄関脇に置きっぱなしです。私が帰宅して、玄関の脇の荷物に気が付きます。
この荷物は、私のものではないのですが、ここにあればつまづいたりする原因となります。
そこで私は、みんなの目につく、安全な場所に移動させます。
荷物の受取人が帰宅して、その荷物を見つけるや否や「もう!私のデスクのところに置いておいてくれればよかったのに!」と誰に言うわけでもなく、それでいてみんなに聞こえるように言います。
もちろん、私の耳にも入ります。
私にとってみれば『もっと気を利かせろ!』と言われているようです。
私の気遣いが、その人にとって見れば足りなかったようです。
けれども、私にはそこまでは想像できなかったのです。でも、そこまで想像できなかったことが悪いのでしょうか?
イライラしてきませんか?
初めから、そういう人もいるという前提で荷物を移動していたなら…
{あー、ごめん、気が利かなくて!」とイライラせずに言えたのではないかと思います。
あらかじめ決めておくということは、自分をイライラから遠ざけてくれます。
もっと自分を大切にしましょう。
あらかじめ決めておく
気を利かせる人は、とかくいろいろ考えがちです。
そうやって考えているうちに、同じところを何周もしているということが多々あります。
「あらかじめ決めておく」というと、どこか冷たい対応のようにとらえられてしまうかもしれませんが、そんな風に決めておかないとずっと考え続けてしまうので、本人にとっては良くありません。
そういう同じことを考え続ける傾向にある人は、考えが一周したらもう考えることを止めると決めてしまうのが良いと思います。
ただ、こういう人というのは、一度考え始めたら最後… ずっと考え続けてしまう人なので、「考えない」という風に決めるのが一番良いと思います。
「考えない」というだけでは答えがありませんので、こういう風になったらこうしよう!という行動パターンをあらかじめ決めておくと良いです。
もし○○ということが発生したら、XXだけしたら、あとはかかわらない。
と、こんなふうに決めてしまいます。
こういう行動パターンを決めておくととても生活が楽になります。
頭の中で常にイライラ、モヤモヤしなくなります。
こう決めたのだから、それをやったらおしまい!
くよくよと考えない!
決断と実行、もう反省などしない!
このくらいの決意でないと自分の心を痛めつけるだけです。