誤送金4,630万円の事件は、現代版の「クモの糸」。

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そもそも返金する気がないのなら…
ご近所の恵まれないご家庭の郵便受けに100万円の束をばらまくというのはどうだったろう?

最終的に、この男性が犯人にされても、ご近所の方たち(お金をもらった人)のなかには、擁護する声も出たんじゃないかなぁ…。
だとしても、悪いことは悪いんですが、どうせ返す気のないお金だったら、もっとそんな風にお金を使ったらよかったと思います。

現代版「クモの糸」

この事件(?)は、「クモの糸」と性質が似ていると思いました。

自分だけが助かろうとして、あとに続いてくる人たちを蹴落とそうとした途端に「糸」が切れてしまうというお話です。

この男性に起きた4,630万円の誤送金は「クモの糸」だったのかもしれません。
謝って振り込んでしまった市の職員の苦悩をねぎらい、市役所に気持ちよく返金に伺えたなら、もしかしたら新しいご縁とともに就職先も見つかったかもしれません。

返金する気が無くても、先ほどのようなお金の使い方をしていれば、もっと違った報道のされ方をしたかもしれません。

彼は、一番やってはいけない方法を選択してしまいました。
自分だけの快楽、自分だけのためにそのチャンスを使ってしまった… 残念です。

きっと使ってしまったお金以上の出費があると思います。
たとえば税金。
これは、素人考えですが、使ってしまったのだから、自分の所得として計上されるかもしれません。そうなれば、所得税もたくさん請求されるかもしれません。

現代版「ネズミ小僧」

お金を返さずに、周りの人を幸せにする。
「ネズミ小僧」はお金持ちから盗み、貧しい人に分け与える盗人ですから、少々ニュアンスが違いますが… 冒頭でもお伝えした通り、貧しい人に分け与えればよかったと思います。

たとえば、今回の戦争で被害にあっている人々への支援。
もし、そういう風なお金の使い方をしていたら、彼は逮捕までされただろうか?

税金を世界の貧しい人に使ったとなれば、納税者の怒りも少しは和らいだのではないでしょうか。

こんなチャンスは一生に一度あるかないか。
そのチャンスをエンターテインメント性ある、良い記憶に残る歴史にできなかったのは、とても残念です。