桜と雪
桜が舞い散る風景を見ると「わぁー、きれいだなぁ」という感動や、あっけなく散ってしまう寂しさも感じます。けれども、だからこそ、「今」を大切に生きよう!とか、”散り際の美学”みたいなものを学べます。
しんしんと降る雪をみると、どこか優しい気持ちになります。雪は小さいけれど、いつの間にかうずたかく積もるので、継続することの大切さを教えられます。また、陽に当たり、少しずつ溶けていくところに寂しさを感じ、次の季節への胸の高鳴りを演出してくれます。
桜や雪は、見る人それぞれに多くの感情を与えてくれます。
もの悲しさはあれど、決してネガティブな感情ではなく、次につながる何かを教えてくれます。
そうした気持ちを、桜や雪を見たときだけでなく、常に感じることが出来ればいいなぁと思います。常に感じていられれば、晴れやかで優しい心を持ち続けることができます。
桜や雪になりきって歩く
散りゆく桜の花びらが落ちる速度は、約1.4メートル/秒だそうです。
雪の場合だと、約1.0メートル/秒だそうです。
桜の感動を心の宿すのなら、約1.4メートル/秒で歩き、雪のような優しい気持ちを心に宿すのなら、約1.0メートル/秒歩いてみましょう。
常に、この早さを意識することで、桜や雪が頭の中にあるので、実際に見たときと同じような感動を得られるのではないか…と、勝手に思っています。
秒速1.0~1.4メートルって、どれくらいの早さなのか?
私の場合、どんなに大股で歩いても、一歩あたり1.0メートル以上の歩幅では歩けません。
現実的なのは、1秒間に2歩あるき、その2歩で1.0メートルを歩けば「雪」と同じになります。
つまり、1歩あたりは、50cmとなります。
足を交互に出し、50cmの歩幅で1秒間に2歩進めれば、「雪歩き」です。
桜の場合は、1歩あたり70cmですね。ちょっときつい。
ここで、こんな疑問が湧いてきます。
「歩幅」って、どこからどこまでを指すのか?ということです。
歩幅はどこからどこまで?
ちゃんと調べるまでは…例えば、
右足を前に出したとき、右足のかかとから左足のつま先までが歩幅だと思っていました。
シチズン・システムズ株式会社では、”右足を一歩前に出した場合、「右足のつま先から左足のつま先まで」の長さです。”と書かれていました。
実際に「桜」や「雪」を意識して歩く
私の足のサイズは、27.5cmですので、赤い矢印の部分が43cmになれば、約70cmの歩幅となります。この歩幅で、1秒間に2歩あるけば… 1.4メートル/秒の歩き方となります。
それはすなわち「桜の花びらが落ちる」速度を意識した歩き方となるわけです。
あの感動を意識しながら歩く。良いと思いませんか?
「雪」の場合は、もう少し狭い歩幅です。赤い矢印の部分を23cmに意識して、1秒間に2歩です。わりと小股歩きとなり「雪」らしいですね。優しさを感じて歩きましょう。
まとめ
そもそも、自然には、人を感動させる力があります。
もしかすると、自分が花びらになったり、雪になったりすれば、同じような感動をいつでも味わえるのではないか?
このことは、さだまさしさんの本、「日本が聞こえる」のなかで言っていました。
本を読んだ私は感動し、歩幅の定義や落下スピードを調べてみたくなりました。
案外、実行不可能な数字ではないことに嬉しくなり、ブログ記事として公開をさせていただきました。