読んだ本の感想などを書いています。
結構、好き勝手なことを書いています。
ネタバレもあります。読書ノートとして残しておこうと思います。
40代後半まで読書嫌い。
急に(2018年9月)読書を始めました。⇒ きっかけはこちらです。
読書ノート
タイトル名:ジブリアニメで哲学する 世界の見方が変わるヒント
著者:小川仁志 (著)
読了日:2024年2月9日
この本を購入した理由
ジブリ作品をよく見ている。哲学も好き。
そういう掛け合わせなので、面白そうだと思い購入。
この本のどんな内容を忘れたくないか?
この本の感想
ジブリ作品を深堀して、そこから「哲学」めいたものを発見する本ではない。
極端な言い方をすれば、ジブリ作品を見て、著者が勝手に想像し、そこに哲学を強引にあてはめている本です。
例えば… ”どうして作品「○○」の「XX」は、「赤」なのか?”という問いかけに対して、関係者に理由も訊かず、作品から想像する著者の勝手な思い込みを、哲学的な考え方を通して「赤」である理由を述べています。この本は、終始、この構成です。
哲学は、答えのないことを考える学問。
その観点からすれば、この内容は間違いではないです。
けれども、少なからず、作品の深堀ありきで購入するファンもいることを考えると、配慮に欠けるタイトルだと思います。
また、先述の通り、著者の想像で展開する「哲学」ですので、この本で何かを得ようとするのであれば、不向きかもしれません。