昔の人にスマホを渡す
私の知っている昔の人
本をほとんど読まない私でも、知っている偉人といえば「坂本竜馬」です。
偉人でなくても、自分に近い昔の人と言えば、この近代日本の礎(いしずえ)を築いてくれたおじいちゃんやおばあちゃんがいます。
現代と比べて昔はどんな時代だったのか
いろいろな時代があります。
戦争後のとても苦しい時代が現代のすぐお隣の時代です。それより前と言えば平和が300年も続いた時代です。
いろいろな移り変わりはありますが、現代と比べて何が違うかと言えば、共通して言えるのは、今よりもモノが無いという時代です。
現代は、モノがあふれていて、少し前までは「使い捨ての時代」とまで言われていました。
昔の人たちの素晴らしいところ
昔の人たちは、身の回りにあるものだけで時代を築いてきました。
私たちもパソコンという道具で新しい時代を築いてきていますが、昔の人に比べ「工夫」ができない人間が多くなったと思います。
それに比べて昔の人たちは、創意工夫にたけた人たちばかりです。
簡単に言うと、現代人に「釘抜き」を渡せば、釘を抜くだけですが、昔の人は「釘抜き」しかなくても、釘を抜いたり、抜いて曲がった釘を釘抜きで叩いてまっすぐにして、さらには、釘抜でその釘を打つところまでやってしまう人達です。
「釘抜き」は釘を抜くことだけに使うものと勝手に決めつけている現代人よりは、道具の使い方に対して頭が柔らかいと思います。
道具だけでなく、常に発想が柔軟だったと思います。
だからこそ、今より不自由な環境でもお城やピラミッドという建築物も建てられたのだと思います。
そうした、すべてにおいて「工夫する」という脳(思考回路)は、現代人よりも素晴らしいところだと私は思います。
昔の人に現代の道具を渡したらどうなるか
タイムトラベルをして、そんな時代の人達に現代の道具を渡したらどうなるのか?
携帯電話、スマホを昔の人に手渡せたら、坂本竜馬ならどのように使うだろう?
…考えたことありませんか?
スマホとパソコンを使って、きっと多くの人と連絡を取り合うだろうと思います。
一般的に、京都から江戸までは徒歩で13日から15日前後かかっていたようです。江戸日本橋から京都三条大橋までの距離は約492kmですので、15日とすると、1日平均約33kmも歩く計算になります。
徒歩で15日かかって江戸に来る時間は、スマホを使えば一瞬で相手とつながってしまいます。竜馬なら、きっとバンバン電話をかけて交渉をすすめ、最後に握手をしに江戸に行くという行動をとったのではないかと思います。
日本だけでなく、世界の要人と知り合いとなり、もっと大きな洗濯をしたかもしれません。
そして、スマホという使い方以外にも工夫を凝らしたと思うのです。
スマホを質屋に入れて金を借りて軍資金にするとか、分解させて仕組みを真似たものをオリジナルで作るとかは、当たり前のようにすると思うのです。
日本の歴史どころか世界の歴史を変えていたかもしれないと思いませんか?
まとめ
逆に、私があの時代に生きていたなら、どんな生活をしているだろう?
調べることも尋ねることも、自分の足で動き回らなければなりません。
そんな時代に、竜馬の様なすごい事を成し遂げられるかな?
私は、モノがあふれ不自由のない時代に生活しています。
身の回りにあるモノをただ使うだけでなく・・・もし、竜馬なら?
もし、先祖のおじいちゃんなら?
どのように使い、役立て、世の中を良くしようとするのかを考えてみる。
昔の人たちとの知恵比べをしてみる時間は大切ですね。
不自由な生活をあえてするという事ではなく、今あるものを組み合わせ工夫することで、さらに便利なものに進化させようとする思考回路はいつまでも持っていたいと思います。