仕事60「駅ビル装飾スタッフ (ポスター貼換え、天吊り差換え)」編

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

■ 60以上の仕事を経験した僕。

すごいでしょ?!

・・・と、自慢しても、単なる腰の落ち着かないヤツ・・・で終るのが世間。

でも、いいのだ!

きっと、何かの役に立っているのだから。

きっと、これから何かの役に立つのだから。

なにより、人生充実してる。

これだけ、腰が落ち着かなかったら、これはもはや長所。

環境適応力が優れているという事ではないか!?

・・・と、勝手に想っている今日この頃。

僕の経験した仕事を感想を含めて1つずつご紹介。

仕事内容と感想を綴るだけの大して面白くない記事ですので、お暇な時にどうぞ。

■ 社会人になってから経験した仕事 (13/14)

駅ビル装飾スタッフ (ポスター貼換え、天吊り差換え)

大きいポスターを壁との間に空気を入れずにピシッと貼れますか?

僕は出来るようになりました。

食べるのにも困るくらい、切羽詰まってしまい、駅ビルのポスター貼りやPOP吊

るしのお仕事をしました。

そこで働くメンバーは、大抵、僕より年下でした。

とっても悔しい思いもしました。

とはいえ、新しく覚える技術があるので、これは”勉強”だとも思いました。

嬉しいことに、今でもここの会社からあてにされ、夜な夜な駅ビルのポスター貼り

のお手伝いに出かけることがあります。

ポスター貼りは、古いポスターとの差し替えを行う場合と新規で貼る場合があります。

貼る場所は最初から決められています。

貼る場所のフレームに対して4辺から均等になる位置・・・

つまり、ど真ん中にポスターを貼ります。

差し替えの場合は、下のポスターをはがしながら貼っていきます。

まず上センターを止め、空気を押し出しながら上左コーナーを止め、同じく空気を押し

出して上右コーナーを止めます。

そうしたら、上センターから真下に空気を押し出しながら、下のセンターを止めます。

空気を押し出しつつ、ミドル左を止め、同じくミドル右を止めます。

最後は、空気を押し出しながら下左コーナーを止め、同じく下右コーナーを止めて完成

です。

駅ビル内では20か所くらいポスターを貼る場所があります。

それらを約1時間で回り、貼り終えます。

それが終わったら、天井からPOPを吊り下げます。

すでに、他のメンバーがやり始めているので、途中から合流してお手伝いをします。

通行のお客様に注意して、どんどん駅ビル内の模様替えを行っていきます。

クリアランスセール、バレンタイン、ホワイトデー、夏休み、バーゲン・・・

年がら年中、なんかしらのポスターやらPOPやらを設置します。

職人さんたちとも顔見知りになりました。

道具の使い方や広告業界の裏側なども勉強させていただきました。

クリスマスのイルミネーションに足を止めてくださるお客様がいると・・・

「これ、僕がやったんだよ~!」

って、心の中で呟きながら、僕もうれしい気持ちになりました。

とっても、良い仕事だと思います。

人に感動を与える仕事って、いいですね~。

まぁ、どんな仕事でも感動を与えられるはずなんだろうけれど・・・

イルミネーションなどは直接的に「美」を心に訴えられるので、その反応は正直です。

反応が正直なだけに、感動してもらえると、こちらも嬉しくなります。

それが、病みつきになる原因です。

辛い仕事なのですが、その笑顔があるから頑張れる・・・みたいな。

僕の場合は、地元の駅だけをお手伝いしているので楽ですが、社員のみなさんは、寝る

暇もないくらい大変そうでした。

それでも、お客様の笑顔があるから続けられるんですね、きっと。

家にあるポスターをきっちり貼りなおしたのは言うまでもありませんが、

空気が入らず、しっかりポスターを貼るということが、結構難しい!ということは

この仕事をするまで気付きもしませんでした。

また、この技術を習得して良かったなぁ、と思う場面は結構あります。

カレンダーの貼り替えや会社の連絡事項の紙を貼ったり・・・

さりげなく、きれいに貼れると気持ちが良いし、ササッ、ピシッ、パッ!と綺麗に貼って

いる僕の姿に尊敬のまなざしが集まります。

そんな技術を授けてくれた、この仕事に感謝です。

・・・・オノマトペ。