昔、ラスベガスのスロットマシンはコインを入れてリールを回していました。
1セントから1ドルまで、いろんなマシンがありますがコインをアウトするボタンを
押すとジャラジャラと払い出し口から現金が落ちてきます。
当然、1セントマシンからは1セント。
これが1ドルマシンともなるとジャラジャラというよりは、ゴットン!ゴットン!
・・・と、ものすごい音で落ちてきます。
それらコインはコインカップ(バケツ)に入れて持ち歩きます。
コインカップの重さがその日の勝負の結果。
重ければ重いほど心地が良いものでした。
このコインカップは各ホテルごとにデザインされています。
世界でも多くのコレクターがいます。
スロットマシンが本格的にコインレスのタイプに切り替わる前、コインレスに
なってしまったらコインカップが必要ではなくなる時がくると思い、
帰国時には荷物になることを承知で、訪れたカジノホテルのコインカップ
を集めて回りました。
コインカップは360度同じデザインのものや工夫を凝らしたデザインのもの
がありま す。
以下の写真について・・・基本的に写真が一枚しかないものは、見えている
面とその反対の裏側も同じデザインです。
貴重!ホテル別 コインバケツのご紹介
・ 高級ホテル「ベラッジオ」
ホテルの前で大迫力の噴水ショーが行われ、多くのメディアで取り上げられ
ています。高級ホテルなので高額スロットマシンが多く、カジノはあまりやらず
コインカップだけをいただいてきました。
・ ミラージュ
ここも高級ホテルです。
ミラージュホテルのエントランス部分にある電光掲示板は本当にすごいです。
とにかくゴージャス感が満載でセレブな雰囲気です。
ここもカジノは少しだけにしてコインカップ(バケツ)だけいただいてきました。
・ バリーズ
ここのホテルはよく利用しています。。
バリーズはファミリータイプのホテルなので安く泊まれます。
一度、ホテル側の手違いがあり、お詫びとして1泊だけ準スイートに泊まらせて
もらいました。準スイートのお部屋も気取らない雰囲気で大変気に入りました。
コインカップは透明タイプです。
・ ハードロックホテル
やはりカッコイイですよね。
ついつい3つも・・・ いただいてきました。
・ ニューヨーク・ニューヨーク
このホテルにはジェットコースターがあります。
一度、乗りましたが、結構、怖かったです。自由の女神とジェットコースター、
摩天楼・・・とにかくニューヨークがテーマのホテルです。
ストリップ通り沿いにあるので気軽に立ち寄れます。
・ モンテカルロ
こちらのホテルで宿泊し、ランスバートンというマジシャンのショーを見たこと
があります。やはり、ラスベガスに来たらショーも見なくては損ですね。
・ シーザーズパレス
古いギリシャ神殿をモチーフにしたホテルです。
こちらのホテルも高級感にあふれています。
なぜかこのホテルの中に入るといつも迷ってしまいます。
ここに限らずどのホテルも巨大です。
そして、ホテルの中はまっすぐな通路が少ないです。
そのため、先を見通すことが出来にくく、自分の部屋から外に出るまでに
15分くらいはかかってしまうのが当たり前です。
・ ホテルフラミンゴ
ラスベガスの”顔”のようなホテルです。
ネオンが時代を感じさせますが、これぞラスベガスという感じです。
フラミンゴのネオンを見るとラスベガスに戻って来たと実感します。
ネオンサインのデザインが素敵なコインカップは宝物です。
・ ベネチアン
このホテルも高級感にあふれています。ホテルの中に川が流れています。
舟(ゴンドラ)に乗りサンタルチアを聴くことができます。
・ ゴールドコースト、バーバリーコースト、オーリーンズ
こちらは系列店が記載された系列店共通のコインカップです。
コインカップのデザインは2種類。
1つのバケツに3つの絵柄が印刷されています。
・ ストラトスフィア
ラスベガスのシンボルタワーです。このタワーの上には絶叫マシンが
設置してあります。一度だけ”ビッグショット”というアトラクションに乗りました。
乗ったのは夜でしたがラスベガスの夜景があまりにも綺麗で恐怖をあまり
感じませんでした。
2種類のデザインがあり、表と裏に別々の絵柄が印刷されています。
・ ルクソール
当時のショーの宣伝が印刷されています。
ルクソールはピラミッドの形をしたホテルです。
・ エクスカリバー
こちらのホテルはお城の形をしていて、お子様連れの家族に大人気です。
子供はカジノ禁止ですが、アーケードゲームコーナーのフロアもあるので
子供も楽しめます。
・ トレジャーアイランド
こちらのホテルは海賊船のショーを行っています。
ラスベガスにはこうした無料で楽しめるショーがたくさんあります。
無料なのに花火が上がり船が沈む・・・すごい迫力です。
(今は違うショーとなっています。)
・ MGMグランドホテル
こちらは当時世界最大級のホテル客室数を完備したホテルでした。
とにかく広いカジノフロアに迷路のような通路。初めてのラスベガスが
こちらのホテルでしたので、はぐれないようにいつも一緒に行動して
いました。ライオンがシンボルの有名なホテルです。
マイクタイソンのボクシングやK-1グランプリもホテル内に設置された
ホールで開催されるほど大きいホテルです。
・ マンダレイベイ
こちらのホテルは、とにかく目立ちます。
ストリップ通りのはずれに近いところにありますが、ホテルの概観が
金(ゴールド)です。そのため遠くからでもキラキラしています。
コインカップは他のホテルのものとは違いやたら大きいです。
コインを一杯にしたら、どれだけ重いことか・・・。
まぁ、そんな心配は必要ありませんでしたが。
感想
現在、ほとんどすべてのホテルは、スロットマシンがコインレスになりました。
コインアウトをするとマシンからレシートが吐き出されます。
それを”Casher(キャッシャー)”へ持って行き、現金と交換するか、
専用の両替機にレシートを読み取らせるとお金が出てきます。
少し寂しいですね。
コインの入ったカップ(バケツ)の重みが懐かしいです。