サラリーマン時代
私の例で恐縮ですが、学生時代は野球、バスケット、スキー、アメフトと運動であれば何でも挑戦してきました。今でも、気持ちだけは、あの頃のようにササッと動ける気でいます。
そんな気持ちを趣味探しにぶつけると、なかなか運動以外の趣味が思いつきません。
私自身も、ビリヤードから遠ざかってからは、なかなか趣味らしい趣味を見つけることができずに、サラリーマン生活に影響を及ぼすほどイラついていました。
働いて、働いて、金曜日の夜が天国! そして、土曜日は家族と遊ぶ。
家族と一緒にいることは大好きだけれど、サラリーマン時代は、もっと自分の時間が欲しかったので、そんな土曜日が過ぎるともう月曜日が目の前に・・・。
そんな気持ちから、日曜日はゆっくり体力温存。
しかし、体力回復のための休日となってしまっていることに苛立ちを覚え、休日を無駄にした罪悪感も覚え、何のために仕事をしているのかさえ分からなくなっていました。
趣味の見つけ方
今になって思うと、頭の中で考えすぎていたように思います。
趣味にはお金がかかるし、時間もかかる。家族との時間は少なくなりはしないか?とか。
それでいて、何もできない休日は、仕事のせいにする。仕事があるから体力温存しなくちゃ!とか。
そうやって、何も行動しませんでした。
何も行動せず時間が経つと、無駄にした時間ばかりが累積されて、どんどん焦ります。
まず行動すること
趣味を見つけられずにいる人は、「そんなことは分かりきっている!」と言うと思います。
なかなか、最初の一歩が出ない・・・私もそうでした。
趣味として長続きするかどうかを考えると、最初の取り掛かりが大事だと考えてしまいます。
揃えた道具はもちろん、お金や時間を無駄にすることになるので慎重になります。
これが、最初の一歩を踏み出せなくしている原因です。
正確な最初の一歩である必要はない
無駄になったって、失敗したっていいと思います。
そこには、何かをしたという経験値が残ります。
何もしないで頭の中で考えだけが膨らみ過ごす時間よりはよっぽどマシだと思うのです。
また、そうした趣味を将来の収入と結びつけて考えてはいけません。
私の経験ですが、それをすると、一歩も動けなくなってしまいます。
具体的な行動 その1
”行動することが大事”なのは理解していても、どう行動すればよいのか分からない。
私もそうでした。
こういう傾向は、受験勉強世代には多いようです。
どう行動すれば正解なのか?を導き出そうとしているのです。
問題と正解が一つの勉強を何年もやってきて、社会人になったのですから当然です。
こういうものにも「正解」があるのだと考えてしまいがちですが、それは違います。
自分には合わなかったという「不正解」はあるけれども「正解」はやってみないと分からないのです。
具体的な行動とは、気になるものから片っ端からやってみるということです。
最初から費用をかけたくないのなら、頭の中で考えているのではなく、そういう趣味を持っている人にコンタクトをとってみるということも有りだと思います。
最近ではSNSで気軽にお友達になれます。
- 自分の興味のある趣味の第一人者的な人を探す
- その人と友達になる
まず、ネットで興味のあるキーワードで検索して、それを楽しんでいる人物を探します。
その人物がSNSを持っていないかを確認し、持っていればお友達になりましょう。
その人がダメでも、また別・・・という感じで友達になるまで繰り返します。
友達になったら訊いてみる
自分の興味のある趣味を始めている人に、いろいろ質問をしてみましょう。
私の場合は、収入についても訊いてしまいました。
頭の中では失礼だとわかっていていました。そして、趣味と仕事は分けないといけないと理解もしていました。
けれども、もし、その趣味が好きでやり続けられるなら、それを仕事にできたらとても素晴らしいことだと思う気持ちがそうさせていました。
そうやって、その趣味を始めるにあたり、いろいろ質問をして自分にあっているかを判断してみるのも良いと思います。
もし、自分のイメージとは違う趣味だと分かった場合でも、友達ができたわけです。
何もしなければ、生まれなかったご縁です。
具体的な行動 その2
おぼろげな趣味すら見つからない時もありますよね。
私も、趣味という実態すら思い描くことができない期間が何年もありました。
そこに終止符を打ったのが、この方法です。
区切り良い数字「1,000」で何かをする
先ほどのSNSなら、友達1,000人作るとか読書なら1,000冊読むとか・・・
そういう1,000という数字をキーワードに何かをしてみることをお薦めします。
- 1,000枚
- 1,000個
- 1,000回
- 1,000人
- 1,000冊
- 1,000日
こうした単位で何かを成し遂げてみようと考えてみてください。
- ドラゴンボールカードを1,000枚集める
- 500円玉を1,000枚貯める
- 腹筋を1,000回出来るようにする
創造を働かせて言葉を組み合わせれば、いろいろ1,000を使った目標が生まれます。
まずは、その目標に対して始めてみましょう。
もうお分かりかと思いますが、私のセンドク(1,000冊読書)は、そこから始まりました。
読書を1,000冊と決めたら、読書のルールを決め、自分のためになろうがならなかろうが始めてみました。1冊80円の古本ばかりですので、お小遣いに響きません。
そのうち、本があふれると効率よく断捨離をする方法を探し出しました。
もともとパソコンは得意な方だったので、メルカリやヤフオクに出して楽しんでいます。
これも、趣味になりつつあります。
このように何かを始めると、それ以外に何かが起こります。
何も残らなくても、自分は1,000という目標を達成したという達成感が残ります。
やってみましょうよ!
ちなみに、私なんか、1,000冊読むと決めたのは良いけれど、計算すると20年以上かかります。ひと月4冊で年48冊ですから・・・・。
まとめ
具体的な行動をすることで、趣味に発展する「芽」が必ず生まれると思います。
それが見つかればしめたものです。
きっとそれは「お金」から切り離された「好き」なものになるはずです。
そしてその「好き」はきっと「お金」を連れてきます。
それはきっと体感して理解できると思います。
今は、「だまされたと思ってやってみて!」としか言いようがありませんが、精神論的なものではなく、具体的な行動例をあげさせていただきましたので、行動はし易いと思います。
「好き」なことは時間やお金を忘れさせ、ストレスもありません。
そんな世界で生活できたら素晴らしいですよね。