お正月のお節料理には、その一つ一つに意味があることは良く知られています。
例えば「海老」は、その長いひげを老人に例えたことから、海の老人=「海老」と漢字で書かれるようになったといわれています。
長いひげや曲がった腰は長生きをした人間の象徴とも言え、海老に長寿の願いを込めたことから、おせちの食材として用いられるようになりました。
ひな祭り 献立と料理の意味
ひな祭りには古くから伝わる伝統的なお祝い料理があります。
そこには春の訪れを伝える旬の食材が使われています。
旧暦3月3日のひな祭りですが、一部では新暦4月3日に祝われています(東北・北陸など積雪・寒冷地に多い)。
[wpap service=”rakuten-ichiba” type=”detail” id=”kamaboko:10000808″ title=”歳時記「ひなまつり ろ」 桃の節句 かまぼこ 蒲鉾 贈り物 ギフト 内祝い お土産 老舗 小田原 箱根 ご当地 …”]
ひな祭りの伝統的なお祝い料理
はまぐりの吸い物と意味
はまぐりの貝殻は、対になっている貝殻でなければピッタリと合いません。
このことから、仲の良い夫婦を表し、一生一人の人と添い遂げるようにという願いが込められています。
平安時代には「貝合わせ」遊びなどで知られ、ひな祭りの代表的な料理です。
はまぐりを使った他のお料理
はまぐりの酒蒸し
http://www.hamaguriya.com/recipe.html
菜の花とはまぐりの和風パスタ
http://www.kikkoman.co.jp/homecook/search/recipe.html?numb=00003453
はまぐりと菜の花のリゾット
http://www.orangepage.net/recipes/detail_136645
ちらし寿司と意味
ちらし寿司そのものにいわれはありません。
海老(長生き)、れんこん(見通しがきく)、豆(健康でまめに働ける)など、縁起のいい具が祝いの席にふさわしく、三つ葉、卵、人参などの華やかな彩りが、食卓に春を呼び込むようで、ひな祭りの定番メニューとなったようです。
菱餅(ひしもち)と意味
緑、白、ピンク(紅)の3色の餅を菱形に切って重ねたものを飾ります。
<色の意味(諸説その1)>
- 緑は「健康や長寿」
- 白は「清浄」
- ピンクは「魔除け」
<色の意味(諸説その2)>
- 緑は「大地」
- 白は「雪」
- ピンクは「桃」
「雪がとけて大地に草が芽生え、桃の花が咲く」という意味が込められているという説。
緑餅は増血効果があると言われる「よもぎ」を混ぜ、白餅には血圧を下げると言われる「ひしの実」が入り、ピンク餅は解毒作用があると言われる「クチナシ」で色をつけています。
菱形は「心臓」を表していると言われ、災厄を除こうという気持ちや、親が娘の健康を願う気持ちが込められています。
ひなあられと意味
餅に砂糖を絡めて炒った、ひな祭りの代表的な和菓子のひとつです。
ピンク、緑、黄、白の4色でそれぞれ四季を表していると言われています。
でんぷんが多く健康に良いことから「1年中、娘が幸せに過ごせるように。」という願いが込められています。
ひなあられは、関東と関西で味も形も違います。関東はお米の形で甘いですが、関西は丸くてしょっぱいです。
白酒と意味
もともとは桃の花びらを漬けた「桃花酒」というものが飲まれていたと言われています。
江戸時代からは、みりんに蒸した米や麹を混ぜて1か月ほど熟成させた「白酒」の方が親しまれるようになりました。
「白酒」はアルコール度数10%前後のお酒です。子どもにはノンアルコールの「甘酒」がおすすめです。
[wpap service=”rakuten-ichiba” type=”detail” id=”soukaidrink:10002333″ title=”森永 甘酒(190g*30本入)【森永 甘酒】[甘酒 あまざけ ひな祭り ひなまつり]【送料無料(北海道、沖縄を除く)】”]
「ひなまつり」の始めは「上巳の節句」といって、男女の関係なく、邪気を払う季節の節目の行事でした。身の穢れを洗い流すという意味合いがあり、白酒が飲まれるようになりました。胎内に悪い子が宿らないようにと、厄除け、そして厄払いの意味を込めて白酒を飲むことになったといわれています。
伝統行事には、料理にも人間本来の願いが込められているものだと感心しました。昔から続くものというのは、そして、なくならないというものは、それなりに人間が大切にしてきた意味があるのですね。
最後に、タイトルに「What kind of festival is the Hinamatsuri festival?」と記載するも、本文は日本語という、恐ろしく不親切な記事になってしまった。
ただ、最近では、良い翻訳ソフトやサイトがあるので、詳しく知りたければコピペするだろうと思い、そんな作りになっていますが、いずれは、英語のブログも載せてみたいと思います。それまでは、ご不便かけますが、ご了承くださいませ。