価値観を押し売りするお店の店員の対応にがっかりした。(健忘録)

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先日、食事に入ったお店で、残念だったことを記録に残したいと思います。

その店は、日本でも有名な東京の一角から、10分ほど徒歩で歩いた隠れ家的場所にあるイタリアンのお店です。いわゆるランキングサイトでも高い点数を取るお店ですので、繁華街から少し離れた場所にもかかわらず、お客様でいっぱいです。

僕たちは、予約を入れて、時間より少し前に到着しました。

アラカルトで好きなものを食べようということになり、次々と注文をしました。延々と2時間半も食べ続けたのですから、大満足なのですが、だからこそ残念だったお店の対応を書かせて頂こうと思いました。

価値観の押し売り

限定のオススメメニューだと言われ、注文したのがこちらです。

イセエビの濃厚なソースが平打ちのパスタと絡み相性がとても良いのですが、麺がアルデンテすぎるほどアルデンテで、麺をかみ砕くとき、ポキッと音がしそうなくらい芯が残っていました(笑)。

店員にそれを伝えることなく、こういうものを食べ慣れていない僕たちだから、きっとそういうものだと納得をして、この話題を遠ざけました。

けれども、パスタはこれ一品だったので、少し物足りなさを感じ、違うパスタも注文してみました。その時、前例を活かし、この店のパスタはああいう感じのアルデンテなのかもしれないから、こう伝えて注文しました。

「もう少し茹でていただけますか。先程のは、少し芯があって僕たちには固かったので、少し長めに茹でもらえたらうれしいです。」

すると店員は少し困った様子で言うのです。

一番おいしいと思う状態で、お出ししているので・・・シェフに伝えてみますね。」

僕たちは念を押して伝えました。

「お皿にあるパスタに完全に火が通るくらいゆっくり食べればいいのですが、僕たちは食べるのが早いので、宜しくお願い致します。」

そして、出てきたのがこちらです。

やはり、多少の芯が残っていて、僕たちの知っているアルデンテとは違うものでした。

この2つの経験を経て、思い出したことがあります。

この店に入り注文をしようとしたとき、僕たちはイカスミのパスタが食べたくて、それがメニューにないので尋ねてみました。

「このお店には、イカスミのリゾットはありますが、イカスミのパスタはありますか?」

と、店員に尋ねると

「パスタだとイカスミが絡まず、お米ならよく絡まるのでリゾットにしています。イカスミにはお米が一番あうので、そのように提供させていただいております。」

ここで気が付いた共通点

お店やシェフが美味しいと思うものを客に押し売りしているということ。

イカスミに関しては、そういうメニューは無いと言ってくれればそれで済みます。しかし、無いのではなく、お米の方がイカスミに合うから、パスタでは作らないのです。では、世の中の美味しいイカスミのパスタとはどういう定義になるのだろうか。

また、アルデンテにしても、一番おいしい状態とは人それぞれであるにもかかわらず、それをシェフが勝手に想像して作って提供しているということではないか。

一番おいしい状態と思っているのはシェフの主観であり、本当に客の事を考えるのなら、テーブルにやってきて年齢層や男女を確認して、それぞれに合った状態を工夫して提供するのが本当ではないか。それが、客にとっての一番おいしい状態ではないか。

どれも一見するとお客様のことを想って最善のおいしい料理を提供しているような言葉を使ってはいるが、裏を返せば、融通の利かない独りよがりのおいしさの提供ではないだろうか。

美味しいものを食べたいから言う

何も喧嘩をしたくてこうした事を言うわけではない。ともすると、こういう僕みたいな人間をクレーマーと呼ぶ人もいるだろう。

味付けの好みには人それぞれあり、美味しいまずいがあるのは仕方がないけれど、もし、麺がかたくておいしくないと感じた時、そういう人たちは、我慢して食べるのだろうか。それとも黙って残して抗議の意思を表すのだろうか?

僕は、いずれも違うと思っています。

麺の固さのように、数十秒の違いで美味しく食べれるのなら、それは伝えます。ソースや食材が最高で、麺がかたかったら残念すぎます。僕はもう少しだけ柔らかい状態で食べたいのです。

というか、ポキッと音がしそうなくらいの状態は、アルデンテなのだろうか? だから、”もう少し茹でて下さい。”と、リクエストをしただけなのだが・・・。

もしかすると、シェフも気が付かないうちに麺の茹で時間が短くなってしまったのかもしれないし、そういう客もいるということを知ることは、シェフのみならず、そのお店にとって客層も広がることに繋がります。

他の人のおいしさの価値観はどうでもよく、僕たちが美味しいと感じればいいのです。だから、2回目にパスタを注文する時に、少し長めに茹でるようにリクエストをしたわけです。

それをシェフの価値観を押し付け、2度にわたりアルデンテとは言えない固いパスタを提供したというところが残念でなりません。

こういうお店は、店員の教育を含め「謙虚」という言葉を理解する必要があります。

世間では評価点が高くても、こういう名もなきブログのような記事から信用の失墜を招きます。そうならないためには、常に「謙虚」でいる事です。お客様の意見を聴き、それを提供する。提供できない時には、提供できない事の言い訳を価値観の押し付けでするのではなく、素直に出来ないということだけを伝える。

この店には、僕自身も勉強させられました。

「謙虚」

とても大事です。




コメント

  1. ぽんきち より:

    何かこだわりがあるんでしょうか、お客さんの要望があるのだからできる限り応えてあげたほうがいいのかな、とも思いました。
    「お客様のお口に合うかどうかわかりませんが、今度イカスミのパスタをご用意させて頂きますが、またご来店して頂けますでしょうか?」
    などなど、、、いろんな言い方があるかとは思いますが、お客さんの要望に応えることによってリピーターも増える気はするとは思うんですけど、どうなんでしょうか。。。
    お客さんからこういったご要望を受けること自体幸せなことだとは思うんですが。。。

  2. TSUTOMU より:

    ぽんきち さん

    コメントありがとうございます。
    仰る通りですよね!同じ感覚の方がいらっしゃるので安心しました。

    通常、お店の目標は美味しいものをお客様に提供して、お店も末永く続けていくというのが基本だと思いますので、ああいう対応にはいくら評価のよいお店でも残念に思った次第です。

    これからも、お暇な時に、色々ご感想をコメント頂けると励みになります。
    どうぞ宜しくお願い致します。